「批判」と「否定」の違いとは?分かりやすく解釈

「批判」と「否定」の違い違い

この記事では、「批判」「否定」の違いを分かりやすく説明していきます。

「批判」とは?

「批判」には、3つの意味があります。

1つめは、ある事柄を検討して、判定・評価することです。

評定は物事を決めること、評価は価値を判断して決めることです。

2つめは、人の誤りや欠点を指摘して、正すべきだと言い聞かせることです。

3つめは、哲学に関することで、認識や学説の基盤を原理的に研究して、その成立や条件を明らかにすることです。

「批」という漢字には、ただすという意味があり、「判」という漢字には、区別する、見分けるという意味があります。


「否定」とは?

「否定」は、そうではないと打ち消すこと、認めないことです。

「噂を否定する」「Aさんの言ったことを否定する」のような使い方をすることもあれば、「暴力を否定する」のようによくないこととして認めない意味でも使用されます。

「否」という漢字には、同意しないという意味があり、「定」という漢字には、さだめる、さだめという意味があります。


「批判」と「否定」の違い

「批判」には複数の意味がありますが、「否定」と意味を間違えやすいのは、人の誤りや欠点を指摘して正すべきだと言い聞かせることという意味です。

「批判」には、「批判」する側が誤りや欠点を指摘するという意味が含まれています。

「否定」は認めないことで、「否定」する側が誤りや欠点を指摘するという意味は含まれていません。

まとめ

「批判」「否定」は意味が異なります。

意味を知って正しく使い分けましょう。

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