「斜陽族」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「斜陽族」とは?意味と使い方

時代に取り遅れた古い人や高貴な人物を例える言葉には「斜陽族」というものが存在します。

この記事では、「斜陽族」の意味を分かりやすく説明していきます。

「斜陽族」とは?意味

「斜陽族」とは元々太宰治の作品である『斜陽』によって広まった言葉であり、これは没落していく上級貴族を描いた作品でした。

元々「斜陽」は陽が傾いていく様を表す言葉だったのですが、この作品により没落という意味が追加されました。

「斜陽族」はトラブルに巻き込まれたり時代の流れについていけなくなり没落した上級貴族を指す言葉として現代では使われます。


「斜陽族」の概要

「斜陽族」は元々身分が高い人や貴族の家柄の人など裕福な暮らしをしていた人が、時代の流れによって落ちぶれていく様を表す言葉です。

この言葉が使われ始めたのは第二次世界大戦後であり、戦争によって時代は大きな変化を迎えました。

これによって旧来の上流貴族も時代の流れに対応することが必要となりましたが、その変化についていけずに没落した人々を表す言葉として「斜陽族」は生まれました。

戦後復興の変化は非常に大きなものであり、物理的な戦争による被害は貴族でも避けられないものでした。


「斜陽族」の言葉の使い方や使われ方

「斜陽族」は元々身分が高い人や上流階級の人が時代の流れについていけずに没落する様を表す言葉であり、普通の人が没落する際にはあまり使われません。

特に戦争の被害によって貴族が被害を受けて没落した際を表す言葉として「斜陽族」は使われますが、現代社会でも高い身分の人が没落する際にもこの言葉は使われます。

「斜陽」自体はもう少し幅広い使い方をすることが可能であり、特定のジャンルや業界が時代の流れについていけずに新興産業に敗北する際に「斜陽産業」という形で使われます。

「斜陽族」と似ている言葉には「社用族」というものがあります。

こちらは戦後の経済成長停滞期におけるサラリーマンが自費での支払いが困難なために、その費用を社用として肩代わりさせる様を表す言葉であり、こちらも戦前のサラリーマンは比較的裕福な立場にあったのが共通しています。

「斜陽族」を使った例文(使用例)

・『その貴族は斜陽族となり、遠方の田舎へと引っ越していった』
・『斜陽族となった上級貴族の人の中でも、彼は再興を夢見ている』
・『斜陽族であった彼の家は一旦落ちぶれたものの、最近は新しい企業を立ち上げて成功しています』

まとめ

貴族の没落というものはどの時代でも発生するものであり、これは主に外的な要因によって引き起こされるものが多いのが特徴です。

日本では第二次世界大戦後に発生した没落貴族のことを「斜陽族」と表しましたが、これは貴族だけではなく日本国民全員が戦後の被害を受けたこともあり日本はしばらく停滞期を迎えました。

その後に来た戦後特需や復興経済によって日本は経済大国となっていくのですが、その時にも様々な人や業界が時代の流れについていけず「斜陽」になりました。

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