この記事では、今日は駄目だったということを暗に認めている言葉「明日から本気出す」の意味を分かりやすく説明していきます。
「明日から本気出す」とは?意味
明日から本気出すということは今日(今日まで)は本気ではなかったという意味の言葉です。
理想としては明日以降見違えるような結果を出してやるぞという意図も見られますが、明日になっても、「明日から本気出す」というように本気を出すことを延期し続けられる意味合いを持った言葉でもあり、言い訳としての使われ方が多くなり、「本気が出た明日」を意味するインターネットスラングは存在していません。
「明日から本気出す」の概要
短い言葉ながら、今は本気を出していないだけという言い訳、明日やるという言い訳の二つが含まれている言葉で、自分は本気を出していないけれど本気を出したら凄いんだという虚勢的な意味合いも含まれています。
さらに逃げの意図を強めて明後日から本気だすというアレンジも出来なくはありません。
仕事をしていれば仕事に対して、就職活動なら就職活動に対してと、あらゆる用途に使うことが出来ますが、目上の人に使える言葉ではありません。
あまり意気込んでいない姿勢と言葉のネタとしての使いやすさのためからか、Tシャツなどに使われるフレーズにもなっています。
なお、23日から本気出すのような日付を指定したアレンジの仕方はあまり見られず、ゲームの発売日などに引っ掛けて使うことはありえます。
また、意味合いとして金曜日や祝日の前、終業式の前などに使って自分は本気を出すことは休みの日しかないという使い方も可能です。
「明日から本気出す」の言葉の使い方や使われ方
「今日は家で寝てばかりだったが明日から本気出す」「仕事は明日から本気出す」「明日から本気出すと言って本気を出さないまま一年がたった」などの使い方があり、一応自分を奮いたたせる用途での使い方も可能となっています。
なお、本気の80%出すなどというような数値を表したアレンジ例などは見られず、明日からは本気の120%出すというような使い方も見られません。
「明日から本気出す」の類語や言いかえ
「今日できることは明日やる」は今日は本気を出していないという意味合いの類語、「俺はまだ真の力を隠している」では本気という言葉の意味合いを録った類語、「明日から全力で行く」と「明日の自分に期待」はニュアンスの近い言い換え「明日やるかもしれない」は複数の日に渡って「明日から本気出す」を多用した場合に言い換えとして使えます。
「有言不実行」を類語としている向きすらあります。
まとめ
「明日から本気出す」は今日は一生懸命やらなかったという明確な意図がある言葉で、あまりやる気に満ち溢れた言葉ではありません。
本気の定義が他人にはわかりにくく、自分の中での定義はかなり何でも出来るレベルに設定されているケースが多いと言えます。
連発するほどやる気の無さが伝わってしまう言葉と言えるでしょう。