「生息不明」と「消息不明」の違いとは?分かりやすく解釈

「生息不明」と「消息不明」の違い違い

この記事では、「生息不明」「消息不明」の違いを分かりやすく説明していきます。

「生息不明」とは?

「生息不明」とは、「せいそくふめい」と読みます。

「生息」とは生きて生活すること、生存していることという意味ですから、簡単に言えば「生きているのか、亡くなっているのかわからない」という意味になります。

「〇〇は20年前に失踪し、家族に聞いても現在生息不明とのことです」「彼女があの災害で生息不明となってから1年が過ぎた」などと、使います。


「消息不明」とは?

「消息不明」とは「しょうそくふめい」と読みます。

「消息」は、動静、様子、状態という意味の他、状況を知らせる手紙、メール、連絡といった意味もあります。

「消息不明」とは、どこかで生活してはいるものの、どこで何をしているのかわからないといった時に使います。

「彼女は2年前に黙って引越し、消息不明となった」「消息不明だった息子が10年ぶりに戻ってきた」などと、使います。


「生息不明」と「消息不明」の違い!

「生息不明」「消息不明」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも「不明」ということで「わからない」という意味は同じです。

ですが、その内容が違いますので、ふさわしい方を選び使うようにしてください。

「生息不明」とは生きて生活しているのか、生存しているのかがわからない状態の時に使います。

人の場合は、まったく連絡がない、連絡がつく人が一人もおらず、生死もわからないまま何年も経った時などでしょうか。

一方の「消息不明」とは状況を知らせる手紙、メールなどがないので様子がわからないといった時に使います。

「生きてはいるけれど、今どこにいるのか、どのような生活をしているのかわからない」という場合が「消息不明」です。

簡単に覚えるならば「生息不明は生きているか亡くなっているかわからない」「消息不明は、動静、状態、様子がわからない」という風になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「生息不明」「消息不明」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

言葉の意味を正しく理解して、使い分けるようにしましょう。

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