「用心」の意味とは?
「用心」の意味は以下の通りです。
「万が一のことが起きない様に気を付けること」の意味
最初から万が一のことが起きるかも知れないと想定して、そうならない様に回避策を取ったり、よく状況を見ながら行動することを言います。
全くその様なことが起きる様子がなくても、普段から警戒している時に使います。
「万が一のことが起きてもすぐに対応できる様に準備をすること」の意味
万が一のことが起きるかも知れないと想定して、その時の為に対策を講じることを言います。
具体的には災害が起きた時に為に防災グッズを準備したり、いつでも逃げられる様に上着をベッドの側においておくなどです。
「注意」の意味とは?
「注意」の意味は「気を付けること」です。
普段の生活のなかで、少し気にかければ改善できる様なことを表します。
常に気にかける程ではなく、その時に一時的に気にかけることを言い、集中するレベルは比較的高くなります。
その結果、何か対策を考えることもありますが、多くの場合は気持ちを傾けているだけです。
より意味を強調する時には「くれぐれも気をつける」として使います。
「留意」の意味とは?
「留意」の意味は「あるものごとを心に留めて気を配ること」です。
過去に何かの経験をしたり、人からアドバイスされた時に、その時の状況や言葉を覚えておくことです。
単に記憶しているだけで、常に気を付けている訳ではありません。
また、そのものごとに対して特別に対策を考えていることもないのです。
そのものごとに集中するレベルは低く、何かあった時に「そんなことがあった」と思い出す程度です。
「これを覚えていた方が将来ためになりますよ」というものごとに使います。
「用心」と「注意」の違い
「用心」と「注意」の違いは「警戒するものごとが持続的か一時的か」という点です。
「用心」は、事件や事故、災害などいつ起きるか分からない災難を想定して対策を立てたり心構えをしておくことです。
「注意」は、目の前にあることや現在の自分にふりかかりそうな災難に対して集中的に気を付けることです。
継続的に気を付ける様なことが「用心」で、その時に気を付けることが「注意」と考えれば良いでしょう。
「用心」と「留意」の違い
「用心」と「留意」の違いは「常に気を付けているかいないか」という点です。
「用心」は万が一に備えて常に予防策を取ったり、対策を立てたりしている状態です。
「留意」なそのものごとがあった時に覚えておく程度で、普段気にかけることはほとんどありません。
いつも何があっても良い様に態勢を整えておくことが「用心」で、何かあった時に思い出すのが「留意」です。
「注意」と「留意」の違い
「注意」と「留意」の違いは、「一時的なものか過去から継続しているものか」という点です。
「注意」はその時自分が置かれている状況に対して一時的に気を配る時に使われます。
「留意」は過去にあったとこを記憶していて、必要な時に思い出す時につかわれます。
その瞬間が終ったらなくなるのが「注意」で、そのものごとがあった時から記憶されて継続することが「留意」です。
「用心」の使用例
「火の用心をする」昔から「火の用心」は行われていて、火の消し忘れがない様に夜になると町内会の人が大声で注意を呼びかける風習がありました。
この声を聞いて人々は改めてタバコの消し忘れや調理用の火の始末を確認して火事を防いでいたのです。
「注意」の使用例
「風邪を引かない様に注意する」冬の乾燥期には風邪が流行するものです。
その時期には手洗いやうがいなどを強化して風邪を引かない様に気を付けることを言います。
「留意」の使用例
「ミスが起きたらこうなるということに留意しておこう」ミスが起きた結果どの様なことになるのか、実際にその場にいた人が記憶しておき、何かあった時に思い出して参考にすることを意味します。