「的を得る」とは?意味や使い方を解説

ことわざ・慣用句

「的を得る」

的を得るという表現は「まとをえる」と読み、事の要点を的確に捉えている、本質をついている、理にかなった正しい見方をしている、という意味を指します。

ま的を射るとは意味が違いますので注意が必要です。

「的を得る」の意味

的を得るという表現には理にかなった正しい見方をしているという意味合いがありますが、的を射るという表現は核心を突くような鋭い意見などをした場合に使うことができる表現です。

的を得ると的を射るという表現は混同する人が多いですが、より核心をつく表現であった場合は的を射るという表現を使うことが多いです。

「的を得る」の言葉の使い方

的を得るという表現は講演会などでも使われますし、メディアでも多く使われています。

しかしメディアでは的を得るではなく、的を射るといった表現を使うことが多く、日常生活では的を得るといった表現が使われることが多いです。

「的を得る」を使った例文・短文(解釈)

それならば、的を得るという表現にはどのような文章があるのでしょうか。

ここでは的を得るという言葉を使った例文をいくつか紹介します。

「的を得る」の例文1

「あの新入社員は基本的に常に的を得た意見を出すね。 みんなも見習いなさい」

新入社員だからといってトンチンカンな意見をいうわけではありません。

新入社員の中でも、先輩たちが見習うべき意見を出す人思います。

特に的を得た意見をズバット言える新入社員は上司からも好かれる傾向にあるでしょう。

何を言ってるのかわからない意見をいう社員よりも、的を得た意見が言える新入社員の方が重宝されてしまうかもしれません。

また、鋭い指摘ができる人の方が取引等では重宝される傾向にあります。

その方が取引先の会社からも好かれるかもしれません。

「的を得る」の例文2

「彼女の意見は的を得すぎていて、みんなが絶句していた」

的を得るという事は大切ですが、ズバット言えば良いというわけではありません。

場合によってはストレートに的を得た意見を言ってしまうと空気を凍らせてしまうこともあります。

そのため、意見をいうときには周りの雰囲気を読みながら、ストレートに言い過ぎないことも大切です。

特に反対意見を述べる場合、的を得すぎてしまうと周りの人を傷つけてしまう可能性がありますので気をつけましょう。

確かに的を得た指摘はとても大切ですが、良い方には注意が必要です。

「的を得る」の例文3

「彼の意見はいつもどこかずれている。 もう少し的を得た意見が言えると良いんだけれど」

的を得た意見が言える人がいる一方で、なかなか的を得た意見が言えないという人もいます。

一体何を言っているのかわからない、ポイントをしっかりつかんでいない、という人の場合は発言を聞いていても周りが苛立ってしまうこともあるかもしれません。

特に社会人ならば、的を得た発言が必要になります。

物事の本質をしっかりと読み取り、ポイントをとらえた発言ができるように訓練をしましょう。

的を得ない意見ばかりを言ってしまうとそのうち誰も耳をかさなくなってしまいますよ。

「的を得る」の例文4

「的を得た発言ができない人は何を言っているかよくわからない」

厳しいことを言われてしまうこともあるかもしれませんが、的を得た発言ができないと周りから嫌がられてしまうこともあります。

結論からいうことができない、どこに着地するのかわからない話をダラダラと続ける、などという人の話は聞いていても時間の無駄だと思われてしまうことがあるからです。

話を聞いてもらえるように工夫するということも大切です。

周りを惹きつけることができるような話し方をしましょう。

結論から話を始めるということがポイントです。

結論から遡って話をするように心がけてみましょう。