「知恵を絞る」
知恵を絞るという表現を聞いたことがあるでしょうか。
一生懸命考えて良い意見を出そうとすることを「知恵を絞る」といいます。
自分の中にある知識や経験を踏まえ、1番良い考えを出そうとすることを指しているのです。
ここでは知恵を絞るという言葉の意味や例文を紹介します。
「知恵を絞る」の意味
知恵を絞るという表現は「ちえをしぼる」と読み、熟考する、よく考える、しっかり考える、などという意味を持ち合わせています。
懸命に考えて名案を出そうとすること、という意味を持っており、誰にでもそれなりに経験があるのではないでしょうか。
例えばビジネスなどにおいて新しいプロジェクトを実行する時、取引先の会社に納得させるためにありとあらゆる知恵を絞り、意見をまとめたことがあるという人もいるかもしれませんね。
「知恵を絞る」の言葉の使い方
知恵を絞るという表現は一生懸命考えるときに使う言葉です。
日常生活でも使うことが可能です。
そして、「無い知恵を絞る」という表現もありますので合わせて覚えておきましょう。
これは四苦八苦しながらどうにかして良い考えを出そうとする、対して良い考えが浮かぶわけではないが、苦心して知恵をひねり出す、などという意味を指しています。
知恵を絞るという表現は一生懸命考えるという意味ですが、苦労して知恵を絞る場合は無い知恵を絞るという言い方ができます。
「知恵を絞る」を使った例文・短文(解釈)
それならば知恵を絞るという表現を使うと一体どのような文章ができあがるのでしょうか。
ここでは知恵を絞るという例文をいくつか紹介します。
「知恵を絞る」の例文1
「生徒会長は先生を満足させられるような意見を考えるため、知恵を絞って名案を出した」
中学や高校の生徒会長はありとあらゆる生徒会の事業を率いていかなければいけません。
そんな中、予算等の都合で先生を満足させられないということもあるかもしれませんね。
そんな時は皆で意見を出し合い、誰もが納得できる見解を見つけなければいけません。
まさに知恵を絞って意見を出し合うということになります。
「知恵を絞る」の例文2
「部長がかたくなに反対するから、毎日残業をして無い知恵を絞って頑張ったよ」
ビジネスにおいては、上司が賛成してくれないということで一生懸命下の人間が意見を出さなければいけないということも珍しくありません。
何を言っても頑に賛成してもらえない場合、もうこれ以上ないと思うほどいろいろ考えますよね。
そのような状態はまさに無い知恵を絞るといいます。
もうありとあらゆる知識や見解、意見を出し尽くしてこれ以上はないという状態を指しています。
「知恵を絞る」の例文3
「子供が保育園に入れなくなってしまい、母親はどうしたら良いのか知恵を絞って考えた」
待機児童が社会問題になっています。
いくら国の政策が待機児童ゼロを掲げたとしても、現実はそこまで簡単ではありません。
母親が働かなければ生活できない、今まで積み上げたキャリアをしなってしまう、などと思う女性はたくさんいます。
その一方でもしも子供が保育園に入れなかった場合、母親は仕事に復帰できません。
父親の収入だけではやっていけない、今までキャリアを積み上げてきたのでここで退職するのはもったいない、などという状況が今の社会現象になっているのです。
そのため何とか仕事を続けようと知恵を絞るお母さんたちも珍しくありません。
「知恵を絞る」の例文4
「野菜や果物の値段が上がり、主婦たちは知恵を絞って節約している」
台風などが起こるとどうしても野菜や果物の値段が上がってしまい、家計にも大きな影響を与えます。
だからといって野菜や果物を使わなくても良いというわけではありませんよね。
そのため主婦たちは一生懸命知恵を絞り、家族に健康な食事を食べさせるため、工夫をしているのです。