「破れかぶれ」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「破れかぶれ」とは?意味と使い方

この記事では、「破れかぶれ」【やぶれかぶれ】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「破れかぶれ」とは?意味

「破れかぶれ」【やぶれかぶれ】とは、物事が自分の思い通りにならないとき不貞腐れて、どうにでもなれという気持ちで挑むという意味があります。

自分が思い描いていたこととまるで違うような状況になったときやけになり、どうにでもなれという気持ちになった人は自暴自棄になる人が腹をたてて取り乱すさまを表す言葉です。


「破れかぶれ」の概要

自分が思い描いていた夢に挫折したり、失敗したとき、これ以上頑張っても無駄だとやけくそな気持ちになって開き直ったときに見せる無謀な行動を「破れかぶれ」と言います。

文字が表すように、服が破れてしまうさまを「負けること」と言い、物事がうまく成立しないことを意味しています。

「かぶれ」「気触れ」と書くことで「肌に物質が付いてかぶれる」状態を意味します。

このことから、失敗して破綻してしまうことで自分が悪影響を受けるという意味を表す言葉になるのです。


「破れかぶれ」の言葉の使い方や使われ方

こうしたいと思っているのに、思うようにならないと分かったとき人はやけになり、本当ならやってはいけないことにも手を出す状態のとき「破れかぶれを起こす」と言い表します。

自分でやっておいて失敗したときには「もう破れかぶれだ」と言い、自分のどうでもいい気持ちをやけくそな行動に走って伝えるわけです。

この言葉の類義語には「無鉄砲」「命知らず」とあるように、周囲のことなど気にせず、自分がやりたいと思ったことを危険も顧みずにやってしまいます。

また、同じような意味がある「むやみやたらに」は、何が自分にとって必要であるか前もって考えることなく選ぶ人の行為を表します。

「破れかぶれ」を使った例文(使用例)

・『親と激しく喧嘩した私は破れかぶれな状態のまま家を飛び出した』
・『負けてばかりいた俺は破れかぶれで選んだパチンコ台に座れば大当たりして驚いた』
・『彼女に振られた俺は破れかぶれな行動すると車に轢かれて大怪我を負ってしまった』
親と口論した娘はこれ以上何を言っても受け付けない母親に対し、もう絶交しようと心に決めて、興奮した状態で家を飛び出したと表せます。

また、負けてばかりいるとお金もなくなり、苛立つ気持ちになった人はどうにでもなれと思いつつ、駄目もとでパチンコ台に座れば大当たりして驚いた気持ちを表すこともできます。

そして、愛する人に振られた人がやけっぱちな状態になれば事故に遭ってしまう気の毒な状況であると言い表せる言葉です。

まとめ

これ以上やっても無駄だと感じたとき、人はやけっぱちな行動して、なんとか最後ぐらいは良い状態にしたいと思うので「破れかぶれ」なことをしてみせるわけです。

この「破れかぶれ」のように動く人がいたときは下手に刺激するとますます悪い方向へと行く場合がありますので、優しく見守るか、良い状態になるようアドバイスしてあげるといいでしょう。

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