この記事では、「置き換え」と「上書き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「置き換え」とは?
「置き換え(おきかえ)」とは、「あるものを置いてある場所に、(あるものを他の所に避けて)別のものを置くこと」や「あるものと別のものを交換すること」を意味しています。
「置き換え」という言葉には、「コンピュータ上(主にOSXのMac)にあるファイルの内容を上書きして、古いものを消去して新しいものに置き換えること」の意味合いもあります。
「置き換え」の使い方
「置き換え」は「新しい水槽に置き換えました」のように、「あるものと別のものを入れ換えること」を意味して使われます。
「置き換え」の用語は、「OSX搭載のMacにおいて、古いファイルの内容を消してから新しいファイルの内容へと上書きすること」を意味して使う使い方もあります。
「上書き」とは?
「上書き(うわがき)」とは、「コンピューター上(主にWindows)にあるファイルの内容を、古い内容の上から(古い内容を完全消去せずに)新しい内容へと置き換えること」を意味しているIT用語です。
「上書き」の用語には、「古いソフトウェアを完全には消去せずに、新しいソフトウェアの改善した部分だけをインストールして新しいものに置き換えること」という意味合いもあります。
「上書き」の使い方
「上書き」は「Wordで作成したドキュメントを上書きしました」のように、「Windowsのコンピューターにおいて、古いファイルの上から新しいファイルの内容へと置き換えること」を意味して使われます。
「上書き」の表現は、「WindowsのOS搭載のコンピューターにおいて、ファイルのテキストを古いものから新しいものに置き換える場合」や「Windowsで、ソフトウェアを古いものから新しいものに置き換えてバージョンアップする場合」などに使うことができるのです。
「置き換え」と「上書き」の違い!
「置き換え」と「上書き」の違いを、分かりやすく解説します。
「置き換え」と「上書き」はどちらも「コンピューター上のファイルの内容を、新しいものに置き換えること(古い内容は失われること)」を意味していますが、「置き換え」は「Mac(OSX)の用語」であり、「上書き」は「Windowsの用語」である違いがあります。
厳密にいうと、Macの「置き換え」は「古いファイルをいったん削除した上で、新しいファイルを置き換える動作」を意味していて、Windowsの「上書き」は「古いファイルの内容を参照して、新しいファイルで変更されている部分だけを置き換える動作(古いファイルをいったん削除するわけではない)」を意味している違いを挙げることができます。
まとめ
「置き換え」と「上書き」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「置き換え」と「上書き」はどちらも「ファイルの内容を古いものから新しいものへと書き換えること」を意味していますが、「置き換え」は「Macの古いファイルを新しいものに置き換える場合(いったん消去してから新しいファイルに置き換える)」に使われ、「上書き」は「Windowsの古いファイルを新しいものに置き換える場合(古いファイルを消去せず変更部分だけ置き換える)」に使われる違いがあります。
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