この記事では、四字熟語の「至極当然」の意味を分かりやすく説明していきます。
「至極当然」とは?意味
「至極当然」の読みは「しごくとうぜん」で、「どう考えても当たり前であること」を意味する四字熟語です。
「至極当然」の概要
「至極当然」の四字熟語を2つの熟語に分解して、詳細を説明します。
まず「至極」ですが、この熟語は「至」と「極」で構成されています。
この「至」の漢字には、訓読みの「至(いた)る」の意味の他に「この上もなく」と言う意味があります。
また「極」の訓読は「極(きわ)める」で、「きわまるや、はなはだしい」と言う意味があります。
従って「至極」は、「この上もなく、はなはだしい」との意味になるのです。
また「当然」は言うまでもなく、「当たり前」を意味する言葉です。
この2つの熟語で構成される「至極当然」は「この上もなく当たり前」や「どう考えても当たり前」と言う意味になるのです。
この四字熟語は、「当然」である事を最上級で強調する言葉であり、シーンをわきまえて使わないと、大げさだと言われる可能性があるので、注意が必要です。
また「至極当然」と同じ「至極」と「当然」を、順序を逆にした「当然至極」と言う四字熟語もあります。
これは熟語の順番を変えて構成されているだけで、意味や使用方法は全く同じと言え、どちらを使っても間違いではありません。
「至極当然」の言葉の使い方や使われ方
「至極当然」の四字熟語は、以下の例文のように使われます。
・『毎年、ボーナスが支給されるのは、至極当然だと考えていましたが、会社が倒産の危機に直面し、ボーナスが支給されない現実に初めて直面しました』
・『期末テストに対して、復習等の試験準備を全くしていなかったので、この最悪な成績も至極当然と思われます』
・『有給休暇を使うことは従業員として至極当然の権利です。ただし、特別な理由がない場合には、どのタイミングで使うかは、職場の仕事の忙しさ等を配慮することも必要です』
・『最近の若者は、土日の週休2日制が至極当然だと思っているようですが、週休2日制を採用する企業が現れたのは、たかだか40年ほど前のことです』
・『彼は何かを主張する際に、それが至極当然とだと主張します。しかし周囲の人が見て、彼の主張は必ずしも正しいとは思えず、この主張のスタイルは彼が傲慢である事を表していると評しています』
「至極当然」の類語や言い換え
「至極当然」の類語や言い換えとしては、「無論」や「当たり前」や「自明の理」や「言を待たない」や「明白」や「言うまでもなく」などが挙げられます。
まとめ
「至極当然」の読みは「しごくとうぜん」で、「どう考えても当たり前であること」を意味する四字熟語です。
この「至極当然」と同じ「至極」と「当然」の順序を逆にした「当然至極」と言う四字熟語もありますすが、これは熟語の順番を変えて構成されているだけで、意味や使用方法は全く同じと言え、どちらを使っても間違いではありません。