この記事では、「色眼鏡」の意味を分かりやすく説明していきます。
「色眼鏡」とは?意味
「色眼鏡」には2つの意味があります。
ひとつは、色がついたレンズをはめた眼鏡のことです。
近視・遠視などの人がかける一般的な眼鏡は、レンズが透明です。
これとは別に、レンズが茶色、ピンク、ブルーなどの色をしているものがあります。
サングラスなどがこれにあたります。
もう一つの意味は、偏ったものの見方、前もって抱いている動かない観念によるものの見方です。
不公平・不公正な見方、先入観にとらわれた見方を意味します。
「色眼鏡」の概要
色がついた眼鏡をかけると、普段とは世界が違ってみえます。
よく熟したリンゴは赤い色をしていますが、青いレンズの眼鏡をかけて見ると、青っぽく見えます。
自分が青く見えるからと、リンゴは青いものだと思ってしまうのです。
しかし、眼鏡をはずせばそうでなかったことがわかります。
このように、人間は自分の考えにとらわれて物事を見てしまうことがあります。
おにぎりを販売する専門店のことで説明をします。
今、仮に日本がおにぎりブームだったとします。
ちまたでは、おにぎり専門店が相次いで出店をしています。
多くの店は日本人が経営をしていますが、ある店は外国人が経営をしています。
米よりもパンを食べる頻度が多い外国人が経営している店です。
日本人からすると「普段お米を食べない人がおにぎり?」「外国人がおにぎりを上手に作れるの?」など考えてしまうことでしょう。
しかし、これは偏った味方です。
外国人だからこう、米を食べる習慣がないからこうと、偏った味方をしています。
固定観念にとらわれて物事を見てしまっているのです。
実際におにぎりを食べてみたら、日本人が作るものよりもおいしいかもしれません。
人種に関係なく、おにぎりを食べたり作ったりすることはできます。
色がついた眼鏡で物事を見ると、自分がこうであるという見方をしてしまいがちですが、眼鏡をはずすと違ったものが見えてきます。
「色眼鏡」の言葉の使い方や使われ方
偏った味方という意味で使うことが多いです。
不公平・不公正な考えをし、それによってものを見ることをいいます。
レンズに色がついている眼鏡の意味でも使うことがあります。
眼鏡の色はさまざまあります。
この場合、眼鏡屋で使うことが多いです。
「色眼鏡」の類語や言いかえ
「先入観」が似た意味を持つ言葉です。
先入観とは、あらかじめ持っている、一定で変化しない考えのことをいいます。
何かに接する前に持っている考えのことです。
たとえば、昆虫を食べたことがないのにおいしくないと思うことは、先入観を持っているといえます。
実際食べて見たらおいしいかもしれません。
まとめ
レンズに色がついている眼鏡をかけると、世界がその色に染まって見えます。
その色に見えるからといって、それが正しいとは限りません。
そういった偏った味方をこの言葉は意味しています。