上から目線でお説教されると、嫌になることもあります。
この記事では、「講釈が多い」の意味を分かりやすく説明していきます。
詳しい意味を知って、心をすっきり整えていきましょう。
「講釈が多い」とは?意味
講釈が多いとは、言い訳が多いこと。
だらだらとした言葉が多くて、中身と行動が伴っていない様子です。
ウンザリとしたシーンで用いる、マイナスの表現になります。
決して「色々と知っていて賢いですね」という意味はないので、使い方に注意していきましょう。
「講釈が多い」と感じるのは、上から目線でお説教をされたとき。
過去の武勇伝を持ち出されて、とうとうと語られたときです。
こちらの都合お構いなしで自分の話ばかりするので、聞いている方は「早くこの場を去りたい」と不快な心持ちになります。
本来の会話とは、キャッチボールのように「受けて、投げ返すもの」。
他人の立場を考えずに一方的にボールを投げ続けてしまえば、それは「会話」にはなりません。
講釈が多い人は自分に自信がないゆえに、虚勢を張ってしまう傾向があります。
そうした人に悩んだら、適度に聞き流してスルーさせるのも大人の処方術です。
「講釈が多い」の概要
講釈が多いの「講釈」とは、内容や意味を細かく説明することです。
「講釈」という言葉が生まれたのは江戸時代。
当時は「講釈師」と呼ばれる職業があり、世間の関心をあつめていました。
講釈師とは昔の軍記物語やエピソードを、わかりやすく解説してくれる人のこと。
講釈師は今でいう落語家のように、壇上にあがって話すことを生業にしていました。
講釈師の独特の話しぶりから「講釈が多い」や「講釈を垂れる」などの言い回しが生まれるようになりました。
江戸時代の講釈はユーモアを交えた面白いものだったため、現代の「講釈」とはニュアンスが少々異なっているようです。
「講釈が多い」の言葉の使い方や使われ方
「講釈が多い」の使い方をチェックしていきましょう。
・いつも講釈が多くて偉そうな上司は、会社の嫌われ者だ。
・講釈が多い営業マンは、かえってお客さまを遠ざけてしまう。
・「昔から無能な者ほど、講釈が多いと言われている。言動には気を付けなさい」
講釈が多いとは、お説教じみていて苦々しいこと。
行動が伴っていなくて、矛盾があるように思えることです。
誰かを非難するときに用いる言葉になります。
「講釈が多い」の類語や言いかえ
「講釈が多い」の言いかえには、次のようなフレーズがあります。
・講釈を垂れる
・御託を並べる
・言い訳が多い
・話が長い
ちなみに「講釈を垂れる」はよく使われる表現です。
上から水を流すように、上から目線でトークをおこなうことです。
御託を並べるも、同じような意味合いになります。
まとめ
「講釈が多い」の使い方や意味について、まとめてお伝えしました。
講釈が多いとは、自分勝手に話をすすめること。
一方的な話が多く、ウンザリするようなシーンで使います。
講釈が多いの類語には「講釈を垂れる」もあります。
色々な言い回しを知って、日常生活に役立てていきましょう。