「豆腐メンタル」とは?意味や使い方を解説

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「豆腐メンタル」について

「豆腐メンタル」「とうふめんたる」と読みます。

若い人の間で発生した俗語で、辞書には載っていない言葉です。

「豆腐メンタル」の意味とは

「豆腐メンタル」の意味と由来について紹介します。

「豆腐メンタル」の意味

「豆腐メンタル」の意味は「非常に弱くてもろい精神のこと」です。

豆腐はとても柔らかくてすぐに崩れてしまうことから「豆腐の様に柔らかくて崩れやすい精神=弱い精神」を持っていることを言うのです。

見かけが強そうに見えても内面が弱く、すぐに凹んでしまう様な人のことを表します。

「豆腐メンタル」の由来

「豆腐メンタル」は、有名アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」の主人公のエピソードに由来します。

主人公の身体を支配している「闇遊戯」というキャラクターは強がって見えるのですが、あるエピソードの中で非常に弱くてもろい一面を見せたことがあります。

ここからネットで精神が弱い人物のことを「豆腐の様にもろい人=豆腐メンタル」と言う様になり、ネット俗語として使われる様になったのです。

「豆腐メンタル」が広まるに連れて、対義語として「こんにゃくメンタル」という言葉が生まれました。

「こんにゃくメンタル」の意味は「一見等豆腐の様に柔らかくもろく見えるけれども、実は柔軟性があり強い精神を持っている人のこと」です。

「豆腐メンタル」の言葉の使い方

「豆腐メンタル」は人の性格を表す時に使います。

しかし「精神が弱くてもろい状態」ですので、良い意味ではありません。

人に対して使う時には悪口になってしまいますので注意しましょう。

また、ネッとスラングですのでビジネスの場で使うのは避けた方が良いでしょう。

「豆腐メンタル」を使った例文

「豆腐メンタル」を使った例文と解釈を紹介します。

「豆腐メンタル」の例文1

「あの豆腐メンタルではとても営業は務まらないだろう」

営業の仕事は急かされたり怒られたりするのは日常茶飯事で、そんな相手とどの様にうまくやっていくかが大切な職種です。

非常に精神的に弱くすぐに落ち込んでしまう人はストレスが溜まってしまい営業は無理なのではないかという意味です。

「豆腐メンタル」の例文2

「彼は豆腐メンタルで中々告白できずにいる」

好きな人に告白したいのですが「断られたらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」と思って中々行動できな人を表しています。

男性の「意気地なし」と同じ様な意味で使われています。

「豆腐メンタル」の例文3

「彼は見た目は強面だけど実は豆腐メンタルだ」

見た目が恐そうなので周囲が気を遣って接しているのですが、実は精神的にもろくてちょっとしたことですぐに落ち込んでしまう性格をしている人であることを表しています。

「豆腐メンタル」の英語と解釈

「豆腐メンタル」はネットスラングですので、対応する英語はありません。

その時のシーンで以下の様な表現が使われます。

「weak」

“weak”「弱い」という意味で精神的な面に使えます。

“He is a weak person”“He is mentally weak”はどちらも「彼は精神的に弱い人だ=彼は豆腐メンタルだ」として使えます。

「fragile」

“fragile”「不安定で傷つき易い」という意味で、精神的な弱さにも使えます。

“He is a fragile person”「彼は不安定で傷つき易い人だ=彼は豆腐メンタルだ」として使えます。

「豆腐メンタル」の類語や類義表現

「豆腐メンタル」の類語には以下のものがあります。

「打たれ弱い」

「ちょっとした刺激を受けてもすぐに気持ちが落ち込んでしまうこと」を意味します。

普通の人ならば気にしない様なことが気になり、必要以上に悩んでしまう面が「豆腐メンタル」と似ています。

「ガラスのハート」

「カラスの様にちょっとした刺激で壊れてしまう弱い心」という意味です。

こちらは「豆腐メンタル」の言い換えとして使われます。