仕事や学校がない日、または仕事や学校が終わった時間はどのように過ごしていますか。
多くの人が読書やゲームなど息抜きの時間を作り、日ごろのストレスを解消しているでしょう。
そのような時間は「趣味」になるのか、「娯楽」になるのか、どちらに該当するのでしょうか。
この記事では、「趣味」と「娯楽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「趣味」とは?
専門として行っていることではなく、自分自身が選択し、楽しみにしていることです。
物のもつ味わい、物の美しさ、面白みを鑑賞しうる能力、好み、センスという意味もあります。
「娯楽」とは?
大勢の人が心を慰め、楽しめることです。
専門として行っていることではなく、仕事や学校が休みのときに、多くの人が笑い、喜ぶような楽しみになります。
「趣味」と「娯楽」の違い
「趣味」も「娯楽」も、職業として専門ではないけれど、楽しみにしている物事という意味です。
しかし、「趣味」は自分で選択したもので、心から楽しいと思っていること、料理やスポーツなど特技や仕事になりそうなものにも使われますが、「娯楽」は一般的に誰でも楽しいと思われていること、極めても特技や仕事にはならず、楽しみ遊ぶだけという物事に使われることが多いでしょう。
また「趣味」には感覚、好みなどという意味でも使われます。
「趣味」の例文
「趣味」の例文を紹介していきます。
・『私は爬虫類を育てるという趣味があります。』
他人は関係なく、自分が気に入っていることに関しては「趣味」を使います。
・『あなたの料理は趣味ではなくて仕事にするべきです。』
「趣味」でもとても能力が高いときは、「趣味」から仕事に変わることもあります。
・『彼の服の趣味を見ている限り、僕と波長が合う気がします。』
「趣味」は考え方や感覚、センスという意味にもなります。
どんな服の「趣味」を持っているか観察して、どんな人なのか考える人もいるでしょう。
「娯楽」の例文
「娯楽」の例文を紹介していきます。
・『私は最近できた銭湯がある娯楽施設に行ってみたいです。』
銭湯や漫画本などが置いてあるような、誰でもゆっくり過ごせる施設は娯楽施設と言います。
・『あなたはテレビで娯楽番組を見るのが好きですね。』
娯楽番組とはバラエティ番組のことで、家でリラックスしながら見られて、誰でも楽しめます。
・『彼女は娯楽がない田舎に住んでいて、次の旅行では遊園地に行きたいと言っていました。』
田舎過ぎると近所に娯楽施設がないこともあります。
遊園地も「娯楽」の一つです。
乗り物などが嫌いな人もいますが、好きな人も多く一般的に誰でも楽しめるものとなります。
まとめ
「趣味」も「娯楽」も、仕事以外で楽しめる面白い物事ですが、使う場面が違います。
「趣味」は自分が好きなもので特技とも言えるもの、「娯楽」は多くの人に好かれているときに使い、生産性がなくただ楽しめるものです。
自己紹介など自分のことを説明するときには「趣味」と言い、人々が使うものに対しては「娯楽」と言うようにしましょう。