「軋む」
軋むという表現は「きしむ」と読み、硬いものが擦れ合うことによって音を出す様子を指しています。
「きし」という表現が動詞になったものであり、硬いものが擦れてキーキーと音を立てる事を指しますし、苛立つという意味を持つこともあります。
苛立つという表現での軋むという表現は特に歴史が古く、室町時代の浄瑠璃においても使われています。
「軋む」の意味
軋むという表現は特に床が軋むなどという文脈で使われることがあります。
例えば、床を歩いていると床がミシッということがありますよね。
これはまさに床が軋んでいるといえます。
フローリングのつなぎ目から音が出ていたり、床が古くなって傷んでいたりすると軋む可能性が高まります。
「軋む」の言葉の使い方
軋むという表現は床が軋む、扉が軋む、などと使われることが多いです。
例えば扉を開けるときに扉がギギッと音を立てるなど、何らかの音を出す時、それは軋むという言葉で表すことができるのです。
「軋む」を使った例文・短文(解釈)
それならば、軋むという文にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは軋むという表現を使った例文をいくつか紹介します。
「軋む」の例文1
「テーブルが軋むほど、パーティー会場のテーブルにはご馳走がたくさん並んでいた」
パーティーなどに行くと、多くの料理が提供されることがありますよね。
テーブルには隙間がないほどご馳走が並んでいる、テーブルがかわいそうに見えるほど食事がいっぱい並んでいる、などという様子を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
テーブルにたくさんのものをおくと、テーブルが軋むことがあります。
もちろん、この文例ではあくまでも軋むという表現は比喩になりますので、実際に軋んでいるわけではありません。
しかし、それほどまでにご馳走がたくさん並んでいるという状態を表すことができます。
「軋む」の例文2
「祖母が骨が軋むほど腰が痛いと言っていたため病院に連れて行ったら、すぐに入院になった」
特に歳をとると、動いただけで骨が軋むように痛むという経験を持つ人もいるかもしれません。
特に腰痛など、骨が削れてしまってそこから神経に触れるなどと重症になっている可能性もあります。
病院に行ったら「なんでもっと早く来なかった」と医者から言われることもあるかもしれません。
体に違和感があったらすぐに病院に行くようにしましょう。
早く問題を解決することができるかもしれません。
「軋む」の例文3
「祖父の家はとても古く、小さい頃は走り回るたびに床が軋んで面白く感じたものです」
特に古い日本家屋の場合、年代が経つにつれて床が軋んでしまうことがあります。
特におじいちゃんやおばあちゃんの家に行った時、そういえば床が軋んでいた、小さい頃は面白い音が鳴ると思って走りまわった、などという経験を持つ人もいるかもしれませんね。
床が軋むからといって問題があるとは限りません。
多くの場合は何の問題もないことが多いです。
ただあまりにも古い家で床が軋む場合、定期的にチェックをすることも大切です。
「軋む」の例文4
「うちは床が軋むから、2階で誰かが歩くと誰がどの部屋にいるのかすぐにわかるよ」
床が軋むというのは1階だけではありません2階で床が軋むこともあります。
この場合はどの部屋に人がいるのかわかる場合もありますね。
さらに人によって足音というものは異なりますので、誰がどこの部屋にいるのかまでわかってしまうということもあるかもしれません。
ただし、これは防犯にもなりますので、ある意味では効果的なのかもしれませんね。
とは言え、あまりにも2階の床が軋んでしまうと床が抜けるのではないかと不安に思う人もいるでしょう。
定期的にチェックするようにしましょう。