「逃げ果せる」とは?意味や使い方、例文など解釈

「逃げ果せる」とは?意味と使い方

この記事では、「逃げ果せる」の意味を分かりやすく説明していきます。

「逃げ果せる」とは?意味

「逃げ果せる」とは、「捕獲されることなく、最後まで逃げ切ること」を意味しています。

「逃げ果せる」というのは、「何らかの事情で追われている状況下において、捕まらずに逃げる行為を遂げること」を示している慣用句的な言い回しなのです。

「逃げ果せる」の表現には、「追跡されている状況で追ってから遠ざかっている状態」「追いかけられているが、追いつかれることなく最後まで逃げ切ること」といった意味のニュアンスが含まれています。


「逃げ果せる」の概要

「逃げ果せる」という慣用句的な言葉は、「逃げる」「果せる(おおせる)」という表現を組み合わせてつくられているものです。

「逃げる」の言葉は、「追いかけられているときに、捕まらないように遠ざかること」「直面することを避けて積極的に誰か(何か)から遠ざかること」という意味を持っています。

「果せる(おおせる)」という独特な訓読みをする表現は、「果たす(ある物事を最後までやり遂げる)」の言葉とも関連しています。

そのため、「果せる」「最後までやりきること・成し遂げて終わらせること」を意味しています。

「逃げる+果せる=逃げ果せる」で、「追いかけられていて、最後まで逃げる行為を遂げること(結果として捕まらないこと)」を意味する慣用句になっているのです。


「逃げ果せる」の言葉の使い方や使われ方

「逃げ果せる」という言葉は、「何かから追跡されている状況において、最後まで逃げられた場合」に使うという使い方をします。

「逃げ果せる」というのは、ただ「追いかけられていて逃げること」ではなくて、「追いかけられているが、遂にその追跡者に捕まることなく逃げ切ること」までを意味して使われている慣用句の表現なのです。

「逃げ果せる」は、「逃げ果せられる・逃げ果せられない」といった「逃げ切れることの可能性の有無」について表現する言い方で使われることも多くなっています。

例えば、「あんなひどい事件を起こしておいて、逃げ果せられるなんて思わないことだ」「逃げ果せられないと観念して、指名手配犯は交番に自首してきました」などの文章において使うことが可能です。

「逃げ果せる」を使った例文(使用例)

・『凶悪犯罪を犯していながら、最後まで当局の捜査・追跡から逃げ果せることができるという考え方が甘いのです。』

・『恐ろしいエイリアンたちが無数に基地内にいたため、この危険な場所から逃げ果せられるかどうか自信がありませんでした。』

・『あなたがいくらこの場から上手く逃げ果せたとしても、私はあなたを地の果てまででも追い詰めて必ず復讐すると誓います。』

まとめ

この記事では、「逃げ果せる」という言葉の意味・概要を説明して、使い方・例文を紹介しました。

「逃げ果せる」というのは、「誰かから追われている状況で、最後まで逃げ切ること」を示している慣用句的な表現です。

「逃げ果せる」という言い回しについて詳しくリサーチしたいときは、この記事の解説を読んでみてください。

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