この記事では、「長距離走」と「持久走」の違いを分かりやすく説明していきます。
「長距離走」とは?
長い距離を走ると書く、「長距離走」。
その距離は陸上競技において決められており、3000m、5000m、1万mです。
基本、陸上競技場のトラック内で走る競技となり、マラソンは「長距離走」に含まれません。
「長距離走」で求められるものは、短距離走のような絶対的なスピードや瞬発力ではなく、持久力や長距離を走るうえでの戦略などとなります。
長い距離を走る間、同じトラックを走る選手同士、駆け引きを行い、レース展開を行うことで、大きく勝負が左右されるものとなります。
このようなことから、「長距離走」とは、陸上競技における、3000m、5000m、1万mを複数人の選手で一緒に走り順位を競い合う競技となります。
「長距離走」の使い方
陸上競技のひとつとなる「長距離走」。
そのため、使い方としては、「長距離走の選手になる」、「今回の長距離走では、1位を狙います」など、陸上競技に関わる使い方が多くなります。
「持久走」とは?
「持久走」の場合、正式な陸上競技として挙げられるものではありません。
「持久走」では、人と競い合い順位を付けることを目的とせず、自分自身の70%程度の力で決められた一定の距離を走るものとなります。
そして、初めに自分で決めておいたタイムを達成することを目標とするほか、前回のタイムを上回ることを目標とするものとなります。
そのため、「持久走」はあくまでも、自分自身との戦いであり、目的は体力の向上や精神力を鍛える、我慢する、といった力を鍛えるものとなります。
時間的には、5分から30分程度走る場合が多く、小学生の場合の距離は400mから2㎞ほど。
中学・高校では、男女によって異なる場合も多く2㎞から10㎞ほどの距離を走るものとなります。
このようなことから、「持久走」は、陸上競技のように誰かと競い合うことを目的とするものではなく、あくまでも、自分自身との戦いを目的としたものとなります。
「持久走」の使い方
学校で行われることも多い「持久走」。
そのため、学校では「持久走大会」などが良く行われます。
そのほか、「持久走の目標タイム」や「10分で走りきることができる持久走の距離」などといった使い方もあります。
「長距離走」と「持久走」の違い
例え、同じ距離を走ることになったとしても、その目的に大きな違いのある「長距離走」と「持久走」。
「長距離走」はあくまでも、陸上競技のひとつで、周りの選手と競い合い少しでも高い順位を獲得することを目的とする競技です。
それに対し「持久走」は、戦う相手は自分自身です。
目標タイムをクリアすることを目標とするほか、前回よりも早いタイムでゴールすることなど、自分自身で目標を定め走りきるものが「持久走」となります。
まとめ
同じ意味として用いられることが多い「長距離走」と「持久走」には、以上のような違いがあります。