この記事では、「陰ながら応援」の意味を分かりやすく説明していきます。
「陰ながら応援」とは?意味
目立たないところで、または表立ったところではない場所で応援をすることです。
陰ながらには、目立たないところ、あるいは表立っていないところで、何かをするという意味があります。
応援とは、力を貸すこと、競技や試合などで声援を送ったり、拍手をしたりすることです。
このことから、「陰ながら応援する」とは、目立たないところで応援をするという意味になります。
「陰ながら応援」の概要
応援は目立つように行う方法だけでなく、目立たない方法でも行うことができます。
この言葉は後者を指します。
実際に物影に隠れていることではなく、目立たないという意味合いです。
野球選手の応援のことで説明をします。
プロ野球の試合では、球場に行くと応援団がいて、楽器を演奏したり、声を張りあげたりしています。
他の試合を見ている人たちから見て、この応援団は目立ちます。
選手の目にもうつっていることでしょう。
熱狂的なファンは、応援するときに熱くなります。
好きな球団や選手のグッズをたくさん持ち、それを使って応援することもあります。
何度も球場に足を運ぶ人もいます。
「陰ながら応援する」はこのような応援方法ではありません。
応援している人の中には、普段はテレビを通してみていたり、大っぴらに「○○のファンなんです」と言わなかったりする人もいます。
グッズを持っていても、それを身に着けて派手に応援することはありません。
ときどき球場に足を運ぶかもしれませんが、静かに選手を見守ります。
この人は、選手からは目立たないことでしょう。
家族や友人からは、ファンだとか、応援しているとかは見られていないかもしれません。
目立たない方法で応援をしているのです。
このようなさまをこの言葉は意味しています。
「陰ながら応援」の言葉の使い方や使われ方
目立たずに応援することを指して使用する言葉です。
野球場に行くとみられる応援団、箱根駅伝の中継で映る路上の応援者のような応援の仕方は、目立たない方法ではありません。
そのため、このような応援の仕方には使用しません。
応援する相手はさまざまです。
スポーツ選手や芸能人だけでなく、一般の人が一般の人を目立たずに応援することもいいます。
たとえば、受験生を応援する、自転車に乗れない近所の子を応援するなどです。
「陰ながら応援」の類語や言いかえ
『ひっそり応援をする」が似たような意味の言葉です。
ひっそりとは、目立たないようにするさまをいいます。
目立たないように、静かに応援をするさまを意味する言葉です。
まとめ
応援の仕方はいろいろで、大きく分けると応援している相手がわかる目立つ方法で行うものと、相手に気がつかれにくい目立たない方法で行うものとがあります。
この言葉は後者のさまを指しています。
目立たない方法ですが、相手には気持ちが届いていることでしょう。