この記事では、「首ったけ」【くびったけ】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「首ったけ」とは?意味
好きな相手に夢中になっている様を表すのが「首ったけ」【くびったけ】と言います。
強く心を奪われている様を表すこの言葉は、女性が好きな男性に対して夢中になっている状態を指すことが多く、四六時中考えて幸せな気持ちに浸る様子を描くときに使われている言葉です。
元々は「首丈」【くびたけ】に由来しており、首から足元の丈までの長さを表すものでした。
これが転じて、首まで深く浸かり、好きな人の色に染まるという意味合いで使われるようになり、首っ丈から「首ったけ」と表すようになったわけです。
仕事も手につかないほど異性に心奪われている状態であり、追いかけまわすように後を追ったり、交流しようと様々な方法で近づいていき、振り向かせようとします。
「首ったけ」の概要
首まで好きな人にどっぷりとハマるのが「首ったけ」と言い、仕事しているときも、食事している最中も好きな人のことを考えている様子を表します。
恋愛においてよく使われている言葉であり、心を奪われて他に何も考えられない状態であり、まるで泥沼にハマるように恋焦がれるほど特定の人を愛し、好きな気持ちをぶつけるわけです。
その思いはとても深く、どんどん気持ちは募っていき、しまいにはなんとしてでも付き合いたいと心を奪うため大胆な行動を見せるようになる人もいます。
「首ったけ」になる対象としては、自分が愛してやまない人に対して好きという感情が強いのであれば孫や芸能人、ペット、乗り物にいたるまで幅広いものが対象となります。
「首ったけ」の言葉の使い方や使われ方
好きだと思う人のことばかり考えて他の人が目に入らない様を「私はあの人に首ったけ」と言い表します。
好きすぎて周囲のことが考えられなくなっている状態であり、恋愛するならこの人しかいないと思うわけです。
それだけ好きな相手が自分の好みであり、「あなたに首ったけなの」と女性が好きな男性に対して恋愛感情を伝えるほどかなり大好きな相手であることが分かります。
類義語には「虜」【とりこ】があり、人や物事に夢中になりすぎて、他のことが考えられない状態を表します。
趣味や芸術まで幅広く自分がやったことにハマり、抜け出せない状況のときに使える言葉です。
元々は捕虜として捕らえられた者を表す言葉として使われていました。
「首ったけ」を使った例文(使用例)
・『海外に住む男性に首ったけな私は、今日も彼のことを考えると眠れない』
・『初めて飼うペットに首ったけな私は、毎日が幸せな気持ちに包まれる』
・『初めて購入した車に首ったけな兄だが、あきるのも時間の問題だろう』
好きな彼氏のことを考えると眠れなくなったり、食事も喉を通らない人は多く、それだけどっぷり深く考えてしまうわけです。
彼氏にハマる人の中には自慢ばかりする人もいて、少しうっとうしいと感じさせることがあります。
恋愛だけでなく、自分が大好きなものにハマる様を表せるわけです。
まとめ
首元までハマるほど好きと感じる人のことを考えて夢中になる自分の様を表すのが「首ったけ」であり、かなり愛している状態を表します。
かなり強い恋愛感情に包まれている状態を指す言葉ですので、どっぷりハマるときの様子をうまく表してみるといいでしょう。