方言の「ぱやぱや」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

方言の「ぱやぱや」とは?意味と使い方

この記事では、方言の「ぱやぱや」の意味を分かりやすく説明していきます。

方言の「ぱやぱや」とは?意味

「ぱやぱや」とは、「東北地方の各県・北海道で使われている方言」のことです。

「ぱやぱや」の主な意味としては、「気持ちが浮ついていること・落ち着きがなくてうろうろしているさま」があります。

「ぱやぱや」には、「木や髪の毛・ヒゲなどがまばらにパラパラと生えている様子」といった意味合いもあります。

「ぱやぱや」はいろいろな意味を持っている多義的な方言なので、東北地方の県によっては上記以外の意味も持っています。


「ぱやぱや」の概要

「ぱやぱや」とは、「木や毛がまばらに生えている・落ち着きがなくて浮ついている」などの意味を持つ東北地方や北海道の方言です。

テレビ番組でマツコ・デラックスさんが、「若者が合コンなどでたむろして浮ついている様子」の意味で「ぱやぱや」を使用したことから瞬く間に話題になりました。

北海道では「ぱやぱや」を、「早く早くのせかすニュアンス」で使うことがあります。

青森県・津軽弁の「ぱやぱや」は、「落ち着きなくうろちょろする・髪の毛などがまばらに生えている」を示します。

岩手県では、「お酒を飲んでほろ酔い加減になっているさま」の意味を持ちます。

山形県の「ぱやぱや」には、「集団になってたむろする」のニュアンスがあるのです。


「ぱやぱや」の言葉の使い方や使われ方

「ぱやぱや」の方言は、「髪や草木がポツポツと生えているさま」「落ち着きがなくて軽薄なさま」の意味で使われています。

「ぱやぱや」は東北地方の各県で異なる意味を持っているので、青森県の津軽地方では「ちょろちょろと動き回っているさま」の意味で使うことが多くなっています。

山形県においては「繁華街で若者がぱやぱやしてナンパなどをしている」のように、「集団でたむろして浮き足立つ様子」といった意味のニュアンスで使うことができます。

岩手県の方言である「ぱやぱや」には、「お酒を飲んで少し酔っているさま・アルコールの影響でほろ酔いになっている様子」の意味合いで使う使い方があります。

例えば、「ビールを飲んでぱやぱやしてきたので、今日はこの辺で帰らせてもらいます」などの文章で使えます。

「ぱやぱや」を使った例文(使用例)

・『彼は若い頃はヤンチャをしたりぱやぱやしたりしていましたが、結婚して子供ができてからはまじめな働いて家族を第一に考えるようになりました。』

・『駅前のロータリーでぱやぱやしている若者たちを見ると、もっと真剣に取り組むべきことがあるのではないかと思ったりもします。』

・『40代になってから旦那の髪の毛がぱやぱやとしてきて、昔のように髪型に対するこだわりを示さなくなってきました。』

まとめ

「ぱやぱや」という方言の意味・概要について分かりやすく解説して、使い方・例文を紹介しましたがいかがでしたか。

「ぱやぱや」というのは「浮かれているさま・髪の毛や木などがパラパラと生えていること」を示している方言で、地域によって意味の違いもあります。

「ぱやぱや」の方言について詳しく調べたい人は、この記事の内容をチェックしてみてください。

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