この記事では、釣竿の「グラス」と「カーボン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グラス」とは?
「グラス」とは、「ガラス繊維(ガラスクロス)を樹脂で焼き固めて製造したグラスファイバー製の釣竿」のことです。
「グラス」の釣竿は、「低反発で粘りがある(長いほどぐにゃぐにゃの感覚がある)・粘りがあって折れにくい・竿の内部が空洞ではないので重量がある」といった特徴があります。
「グラス」の釣竿は、1980年代まで日本の釣り人にとって主流の釣竿でしたが、現在では「カーボン」の釣竿が主流になっています。
「カーボン」とは?
「カーボン」とは、「炭素繊維(カーボン繊維)を樹脂で焼き固めた素材で製造した釣竿」のことです。
「カーボン」の釣竿は、「高反発で粘りはない・高感度でアタリが分かりやすい・竿の内部が空洞なので軽量である」といった特徴があります。
現在の釣りでは、軽量で感度が良い「カーボン」の釣竿が好んで使われて主流になっています。
釣竿の「グラス」と「カーボン」の違い!
釣竿の「グラス」と「カーボン」の違いを、分かりやすく解説します。
釣竿の「グラス」と「カーボン」の最大の違いは、「グラス」は「ガラス繊維を焼き固めたグラスファイバー製の釣竿」で、「カーボン」は「炭素繊維を焼き固めた(接着剤も使った)カーボン製の釣竿」であるということです。
「グラス」は「内部が空洞ではないため重量が重い」ですが、「カーボン」は「内部が空洞で重量が軽い」という違いもあります。
また「グラス」は「低反発でぐにゃぐにゃした粘りがあり折れにくい」のですが、「感度が悪い(アタリなどの情報が伝わりにくい)」という特徴があります。
グラスに対して「カーボン」のほうは、「高反発でシャキッとした感じがあり折れやすい」のですが、「感度が良い(アタリなどの情報が釣竿から伝わりやすい)」という違いを指摘できるのです。
まとめ
釣竿の「グラス」と「カーボン」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「グラス」とは「ガラス繊維を樹脂で焼き固めたグラスファイバー製の、反発は弱いが折れにくい釣竿」を意味していて、「カーボン」は「炭素繊維(カーボン繊維)を樹脂で焼き固めた素材の、高反発で軽量な釣竿、現在において利点の多い主流の釣竿」を意味している違いがあります。
釣竿の「グラス」と「カーボン」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。