この記事では、「若干」と「多少」の違いを分かりやすく説明していきます。
「若干」とは?
「若干」は数が多いのか少ないのか、はっきりしない場合、用いることができる言葉です。
意味については、あるのかどうかわからないというのが正しく、多いのか、少ないのかすらわからないという意味です。
「若干」の使い方
「若干」は数を数えた場合、あまり把握できない数量の場合、「若干」を使用することが可能です。
例えば、自動車の席が8つ割り振られていた場合、「多少」という言葉で席が8つあり、座れる席が多いとしますが、これを電車にした場合、一つの長い席にどれほどの人間が座れるのかは未知数で、数を数えることができない場合、「若干」となるのです。
「多少」とは?
「多少」は、多いか少ないかはわかっているが必ずしも正確ではない場合、「多少」という言葉を使用します。
例を挙げれば、席が10席程度空いているが、その席に座る人間が10人中5人だった場合、残りの5人は席に座ることを拒みますが、この状況を席に座っている人が多いかそうかとした場合、多いとも少ないとも言えないということです。
「多少」の使い方
「多少」はとりあえず、数えることができますが、必ずしも正確な値や正確な答えを導き出すことができない場合、「多少」という言葉使用してごまかすのです。
「多少」という言葉と「若干」という言葉は断言をしないことが利点で、両社を使い分ければ、お互い利点となる言葉になります。
「若干」と「多少」の違い
「若干」と「多少」の違いですが、おおよそ数を把握することができているか、そうではないかです。
「多少」は正確に数を数えることができても、その答えが、多いのか少ないのかわからない場合使用することができ、「若干」は数を数えることも答えが正しいかすらわからないのです。
「若干」の例文
・『まだ、若干の空きがあります』
この例は、おおよそ見てわかる空きがあるが、必ずしもその空きに十分な人が座れるかは、分からないという例です。
「若干」は数が把握できず、その答えもわからないという言葉で、この場合、空きという答えがわからないとします。
「多少」の例文
・『まだ、多少の空きがあります』
この例では、「多少」の空きがあるとすることでおおよそここで、少なからず何人かは座れるという意味になっています。
多少は、ある程度数を把握しているため、答えである空きという部分に対して何人かは座れるとしているのです。
まとめ
「若干」と「多少」の違いは、それなりに数を把握していて、かつ答えを用意できているかどうかです。
「若干」は数すら把握しておらず、問いに対する答えも用意できておらず、「多少」と比較した場合、どの程度という部分が把握できてないです。
一方、「多少」はおおよそ数が把握できてますのでどの程度問いに対して答えを示すことができるが、性格ではないというのが「多少」になります。