この記事では、「融資」と「貸付」の違いを分かりやすく説明していきます。
「融資」とは?
「融資(ゆうし)」とは、「返済・利息を前提に、お金を必要とする事業者(経営者)に貸して資金を融通すること」を意味している金融用語です。
「融資」という言葉は、「事業のための資金を必要とする法人(会社)・個人事業者・経営者(法人代表)に貸すこと」を意味しているのです。
「融資」は「金融機関と事業者の間で事業性資金を貸し借りすること」であり、「個人の生活資金の貸し借り」には使わない言葉です。
「貸付」とは?
「貸付(かしつけ)」とは、「お金を必要とする個人あるいは法人に貸すこと」を意味している金融用語です。
「貸付」の用語は「返済・利息を前提にして、事業性資金あるいは生活資金を貸すこと」を意味していて、事業者・法人だけではなく個人に貸すという意味も含んでいます。
また「貸付」は、「お金以外のモノを貸す」という意味合いも持っています。
「融資」と「貸付」の違い!
「融資」と「貸付」の違いを、分かりやすく解説します。
「融資」と「貸付」はどちらも「お金を必要とするものにお金を貸すこと」を意味している金融用語ですが、「融資」は「金融機関と事業者(会社)の間で、事業のために必要な資金を貸すこと・借りること・融通すること」を意味していて、「貸付」のほうは「法人・個人に、事業だけではなく生活のための資金を貸すこと」を意味している基本的な違いがあります。
事業用の資金を金融機関から借りる時に担当者に「資金を貸してください・貸付してください」とは言わずに、通常は「融資してください」という用法の違いもあります。
また「融資」は基本的に「法人(会社)・個人事業主・経営者」に対して行われますが、「貸付」のほうは事業者だけでなく「個人(特に返済できる安定収入源のある個人)」に対しても行われる違いを指摘できます。
まとめ
「融資」と「貸付」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「融資」とは「返済・利息を前提にお金を必要とする事業者(経営者)に貸して資金を融通すること、特に事業用の資金を必要とする会社(経営者)に貸すこと」を意味していて、「貸付」は「事業性資金あるいは生活資金を貸すこと」「返済返却を前提にしてお金・モノを貸すこと」を意味している違いがあります。
「融資」と「貸付」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。