この記事では、「チョコレート」と「準チョコレート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チョコレート」とは?
日本では、「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」によって、チョコレート製品の種類別名称が定められています。
「チョコレート」は、板チョコに代表されるものや、チョコレート加工品でチョコレート生地が60%以上のものとしています。
チョコレート加工品とは、チョコレート生地にパフ、ナッツ、クリーム、ジャムなどを加えたものや、糖衣を施したものを意味します。
「チョコレート生地」はカカオ分35%以上、ココアバター18%以上、水分3%以下のものです。
カカオ分とは、カカオニブ、カカオマス、ココアパウダー、ココアケーキ、ココアバターから水分を取り除いたもののことです。
カカオニブは、ローストしたカカオ豆を砕いたもの、カカオマスは、カカオニブをすりつぶしてペースト状にしたものを指します。
ココアバターはカカオに含まれる脂肪分です。
カカオマスからココアバターを取り除くと、ココアケーキができ、ココアケーキをパウダー状にしたものがココアパウダーです。
「準チョコレート」とは?
「準チョコレート」は、準チョコレート生地だけで作られている板チョコに代表されるものや、準チョコレート生地が60%以上のもののことです。
「準チョコレート生地」はカカオ分15%以上、ココアバター3%以上、脂肪分18%以上、水分3%以下のものを指します。
脂肪分はカカオ由来のもの、生地に使用される乳由来のものも含みます。
「チョコレート」と「準チョコレート」の違い
「チョコレート」と「準チョコレート」の大きな違いは、カカオ分の含有量です。
前者はカカオ分35%以上、後者はカカオ分15%以上のものを指します。
まとめ
「チョコレート」と「準チョコレート」は、カカオ分やココアバターの含有量が異なります。