この記事では、「あんころ餅」と「おはぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「あんころ餅」とは?
「あんころ餅(あんころもち)」とは、「小豆(あずき)の餡(あん)でくるんだ餅のお菓子」を意味しています。
「あんころ餅」という名前は、「餡衣餅(あんころもち)で、衣状になっている餡で餅をくるんでいること」に由来しています。
また「あんころ餅」は、「餡でくるんでいる餅には米粒が残っていない(餅を細かくすりつぶしている)」という特徴を持っています。
「おはぎ」とは?
「おはぎ」とは、「もち米とうるち米を同量混ぜて炊き、それをつぶして作った餅を丸めて、きな粉・あん・すりゴマなどをまぶした餅菓子・和菓子」のことを意味しています。
「おはぎ」は「ぼたもち(牡丹餅)」とほぼ同じ和菓子を意味していますが、「おはぎ」の名称は「秋の七草である萩の花が小豆の粒に似ていること」に由来しています。
かつては「おはぎ」は「秋の季節につくる餅菓子」、「ぼたもち」は「春の季節につくる餅菓子」を意味していましたが、現在では「おはぎ」と「ぼたもち」には明確な違いはありません。
「あんころ餅」と「おはぎ」の違い!
「あんころ餅」と「おはぎ」の違いを、分かりやすく解説します。
「あんころ餅」と「おはぎ」はどちらも「餅に餡(あん)をまぶした伝統的な和菓子・餅菓子」を意味していますが、「あんころ餅」というのは「米粒がなくなるまで細かくすりつぶした餅を、あんでくるんだ和菓子」を意味しています。
「あんころ餅」に対して「おはぎ」のほうは、「もち米とうるち米を混ぜて炊き上げた餅をつぶして丸めたもの(それに餡・きな粉をまぶしたもの)ですが、米粒が残っている状態である」という違いを指摘できます。
また「あんころ餅」の名前の由来は「餡衣餅(あんころもち)=衣状態の餡(あん)で餅(もち)をくるんだもの」にありますが、「おはぎ」のほうは「秋の七草の萩の花が小豆の粒に似ていること」に由来している違いもあります。
まとめ
「あんころ餅」と「おはぎ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「あんころ餅」とは「小豆の餡(あん)でくるんだ餅・あんが衣状になっていて中の餅に米粒が残っていない和菓子」を意味していて、「おはぎ」は「もち米とうるち米を混ぜて炊き、それをつぶして丸め、きな粉・あんなどをまぶした餅菓子」を意味している違いがあります。
「あんころ餅」と「おはぎ」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。