この記事では、「実感」と「体感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実感」とは?
「実感」には、2つの意味があります。
1つめは、実際に事柄や物、心に感じさせる光景や場面に接して得られる感じのことです。
「人の温かさを実感した」のような使い方をします。
もう一つの意味は、実際にものに触れたように生き生きと感じられることです。
「実」は、ほんとうに、ありのままという意味がある漢字で、「感」は、かんじる、心に受けるという意味がある漢字です。
つまり、「実感」はありのままに心に受ける感じ、実際のように受ける感じのことを意味します。
「体感」とは?
「体感」には、2つの意味があります。
1つめは、からだで感じることです。
「プロ野球選手の速球を体感する」のような使い方をします。
もう一つの意味は、からだの諸器官が受け取る刺激、感覚のことです。
「ロシアの極寒を体感する」のような使い方をします。
「体」は、からだ、身をもってするという意味がある漢字です。
「実感」と「体感」の違い
「実感」は、心に感じることです。
実際に事物や情景に触れて感じられるものや、実際に触れたときのように感じられることを意味します。
「体感」は体で感じることです。
体の器官に加えられる刺激の感覚のことも意味します。
まとめ
どちらも「感じる」ことを意味しますが、心で感じるのか、体で感じるのか意味が違います。