この記事では、「盛大」と「莫大」の違いを分かりやすく説明していきます。
「盛大」とは?
「盛大」は、組織や会社が経営する仕事、共通の目的を持って集まる会などが、きわめて盛んであること、またそのさまを意味します。
仕事に関していうと、ある企業の店舗数がどんどんと増えて成長していくようなさまを「盛大」といいます。
共通の目的を持って集まる会には、宗教団体の集会、学校で行われる全校集会など、さまざまなものがあります。
そこに多くの人が集まっていたり、活発になっていたりすることを意味します。
「盛」という漢字には、さかん、勢いが強いという意味があり、「大」という漢字には、形や規模がおおきいという意味があります。
「莫大」とは?
「莫大」は、程度や数が大きいさまを意味します。
数えることができるものに使われる言葉です。
「莫大」が意味する数えられるものには、財産、額、ものの量などがあります。
努力や成果など数えられないものには使いません。
たとえば、宝くじで一等が当たったとします。
このときに手にできる額は「莫大」なものです。
「莫」という漢字には、おおきい、はてしないさまという意味があり、「大」という漢字は、数や量がおおいさまを意味しています。
「盛大」と「莫大」の違い
「盛大」は勢いが盛んなことを意味しています。
一方、「莫大」は程度や数が大きいさまを意味します。
勢いは数えることができません。
「盛大」は数えられないものにも使われますが、「莫大」は数えることができるものにだけ使われます。
まとめ
どちらも「大」の漢字が使われていて、意味が同じような気がするかもしれませんが、2つの言葉は違った意味を持っています。