「カリキュラム」と「教育課程」の違いとは?分かりやすく解釈

「カリキュラム」と「教育課程」の違い違い

この記事では、「カリキュラム」「教育課程」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カリキュラム」とは?

「カリキュラム」とは、「学校教育の目的を達成するため、児童・生徒の発達・理解に合わせて教科・教材・学習経験を一定の範囲と順序で編成した教育計画」を意味しています。

「カリキュラム」には、各教科に分けた「教科カリキュラム」と学習者の経験・活動の過程として編成した「経験カリキュラム」があります。

「カリキュラム」の表現は、「学校教育以外の学習現場における学習計画・学習内容の編成」といった意味でも使われます。


「教育課程」とは?

「教育課程(きょういくかてい)」とは、「学校教育の目的を達成するため、児童・生徒の発達度・理解度に合わせ、教育内容を学習段階に応じて配列した学習計画」を意味しています。

「教育課程」は、「カリキュラムの日本語訳」でもあります。

「教育課程」という表現には、「文部科学省の学習指導要領に基づいた学校教育の学習計画」といった意味のニュアンスがあります。


「カリキュラム」と「教育課程」の違い!

「カリキュラム」「教育課程」の違いを、分かりやすく解説します。

「カリキュラム」「教育課程」はどちらも「学校教育で児童・生徒の発達・理解に合わせて、教科・教材・学習経験を一定の範囲と順序で編成した教育計画」を意味しています。

「カリキュラム」の日本語訳が「教育課程」であることから、基本的にこの二つの言葉は同義語になります。

ただし「教育課程」のほうが「カリキュラム」よりも、「文部科学省の学習指導要領に基づいた学習内容・学習経験の編成」といった意味合いが強くなっている違いはあります。

まとめ

「カリキュラム」「教育課程」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「カリキュラム」とは「児童・生徒の発達に合わせて、各教科の教材・学習活動を選択・配列した指導計画の体系=教育課程」「目的に合わせ学習内容・教材などを編成したもの」を意味していて、「教育課程」は「カリキュラムの日本語訳」を意味しているため、両者は基本的に同じ意味になります。

「カリキュラム」「教育課程」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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