「気持ち」と「心情」の違いとは?分かりやすく解釈

「気持ち」と「心情」の違い違い

この記事では、「気持ち」「心情」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「気持ち」とは?

最初に「気持ち」の意味をご説明致します。

「気持ち」とは、物事や相手などを接することで抱く思いや感情です。

また、心構えや気分などの感情も、この言葉で表現することが可能になります。


「心情」とは?

次に「心情」の意味を解説していきます。

「心情」(しんじょう)の方は、自分の心の中に芽生えている感情や気持ちになります。


「気持ち」と「心情」の違いとは?

ここでは「気持ち」「心情」の違いを取り上げます。

「気持ち」は、対象になる人や事柄と接する機会などがあり、実際に接したことで抱く考えや感情になります。

「心情」とは、心の中にある気持ちです。

前者は、先ず接したときに抱くことが基本になりますが、後者の場合は、接する接しない関係なく、心の中にある感情になります。

「気持ち」と「心情」の使い方の違い

続いて「気持ち」「心情」の使い方の違いを説明します。

「気持ち」を使うときは、対象になる人間や物事と実際に触れてみたときに持つ感情や考えを表すときに使います。

また、「心情」を使っていくときは、自分の心の中にある気持ちを表現したいときに使えるのです。

それでは詳細を書きます。

前者の例文
「気持ちは分かるが、現実も見なくてはいけない」(感情)
「快晴で気持ちの良い日だった」(気分)
「気持ちを抱いて、物事に取り組む」(心構え)
後者の例文
「子供を失った親の心情は想像を絶する」
「彼らの心情も察してやらないといけない」

「気持ち」と「心情」の英語表記の違い

さらに「気持ち」「心情」の英語表記の違いを説明します。

「気持ち」を英語にすると「Feelings」になります。

実は「心情」も、「Feelings」になるのです。

前者の例
“A person who can understand his feelings”(気持ちを察することができる人だ)
後者の例
“As a doctor’s feelings, I definitely want to cure him. ”(医者の心情としては、絶対に治してあげたいと思う)

「気持ち」を使った例文

ここでは「気持ち」を使った例文を書いていきます。

・『料理は気持ちだよ。愛情なんだよね』
・『気持ちのこもったプレゼントが嬉しい』
・『気持ちの悪い天気だった』
・『気持ちをしっかりと持って仕事に取り組む』
・『逆流性食道炎は気持ちわるさがこみあげてくる』

「心情」を使った例文

最後の項目において、「心情」を使った例文を書きます。

・『戦死した戦友の心情を察すると、泣けてくる』
・『遺族の心情は、そっとしておいてほしいはずだ』
・『会社が吸収されるということは、心情として穏やかではないが、仕方がないことだ』
・『精神科医は患者の心情を察するのが仕事といっても過言ではない』
・『心情をくみ取ろうと思う』

まとめ

まとめとして、「気持ち」とは、対象になる物事や事柄を実際に接したときに抱く考えや感情です。

また、気分や心構えも表現できます。

そして、「心情」とは、心の中に芽生えている思いとなります。

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