この記事では、「責任を課す」を分かりやすく説明していきます。
「責任を課す」の意味
責任を一方的に負わせることの意味
「責任を課す」の解説
「責任を課す」は一方的に責任を負わせることを意味します。
「課す」という部分が対象者に対して強制的に与えることを指すので、「責任を課す」とは対象者に対して一方的に責任を負わせることを指すのです。
「責任を課す」の使われ方
「責任を課す」は対象となる人物は自分を対象者とするのではなく第3者を対象者とします。
その為、第3者が「責任」というものを強制的に「負う」のが正しい使用例で、自分を対象者とする場合「責任を負う」となるのです。
なお、自分が「責任を負う」場合、強制力などは必要ではなく、「責任を負う」という部分が重要であるため強制力などはどうでもよいのです。
「責任を課す」の例文
・『君の無責任な行動に対して責任を課す』
この例文から読み解くべきは、何をしたことで責任を負わされているかです。
この例文の場合は、無責任な行動をとったが故対象者が責任を問われており、その責任を強制的に負わされていると解釈します。
「責任を課す」は責任を問える状況化のみにおいて成立するためこの例文の場合、まだ責任を問える状況化に対象者はあると解釈します。
・『もはや君の行動は責任を課すべく行動ではない』
この例文は着目すべくは「すべく」になり、「すべく」は対象者が責任というものを実感しているかどうかを認識している場合「すべく」とします。
しかしながら、「ではない」と否定をされていることから対象者は責任というものを実感していながらそれに対する行動をしなかったことを強く否定されているのです。
その為、対象者はすでに責任を問えるような状況ではなくなりつつあると解釈可能です。
・『今回の件は○○に責任を課す』
この例の「責任を課す」は○○という人物を指定して強制的に責任を負わすことを指しています。
この場合、○○という人物に非がある場合とそうではない場合がありますが、たとえ○○に非があろうとなかろうと「責任を課す」は強制で物事を進めることが出来る言葉であるが故、○○という人物は強制的に責任を負わされる立場にあると解釈できます。
もちろん、○○という人物は弁明を許されるでしょうが、たとえ弁明が成功しても誰かが責任を取らなければならない状況下であることは間違いないと認識可能です。