この記事では、「専業主婦」と「パート主婦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「専業主婦」とは?
「専業主婦」という言葉はいたるところで目にしたり耳にしたりする言葉です。
各種の申し込み・登録用紙の職業選択欄にも「専業主婦」という項目があります。
一般的に「専業主婦」は収入を得る仕事をせずに、家庭で炊事洗濯や育児などに専念している女性を意味していますが、これが「身分」や「肩書き」なのか「職業」なのかよく分からないと考える人がほとんどでしょう。
「専業主婦」という言葉自体は戦後から使われるようになった言葉です。
イメージとしては夫の収入のみで生活していける会社役員やサラリーマンの妻でしょう。
税金や年金などの国の制度から見た「専業主婦」は、収入がなく夫の扶養に入っている妻となります。
最近は「兼業主婦」という言葉も使われるようになりましたが、これは収入があり夫の扶養から外れていて、なおかつ家事や育児をする妻を意味します。
「パート主婦」とは?
「パート主婦」もよく使われている言葉です。
求人広告でも「アルバイト/パート募集」などよく目にします。
言葉の通りに主婦でありながらパートしている人を示す言葉です。
実際はアルバイトとパートの明確な違いはありませんが、なぜだか学生ならアルバイトで、主婦ならパートというのが常識になっているようです。
しかし最近では主婦の方でも「週に2回アルバイトに行っています」と「パート」という言葉を使わない人もいます。
パート主婦のメリットは、夫の扶養に入れることですが、同じ仕事している正社員の人よりお給料が少ない、またはボーナスがもらえないなどのデメリットもあります。
また「パート主婦は共働きかどうか」という議論もあるようですが、フルタイムで働いている「兼業主婦」からの見方とは、やはり違いがあるからでしょう。
現在は育児中はパート主婦で、その後は正社員を目指す女性が多数派となっています。
「専業主婦」と「パート主婦」の違い
「専業主婦」と「パート主婦」の違いを、分かりやすく解説します。
「専業主婦」と「パート主婦」の大きな違いは、仕事して収入を得ているかどうかです。
しかし主婦でありながら、自宅で習字やピアノなどを教えてちょっとしたお小遣い程度の金額を稼いでいる女性を「パート主婦」と呼ぶことは余りありません。
このような人たちの肩書きは「習字講師」「ピアノ講師」になります。
しかし国の制度からすると夫の扶養内であれば、「パート主婦」なのです。
まとめ
「専業主婦」と「パート主婦」も夫に扶養されている妻を表す言葉です。
しかし最近では職場における男女の平等が重視されるようになり、女性が外でバリバリと働き、男性が家事や育児に専念ケースも増えてきました。
そのために「専業主夫」や「パート主夫」という言葉も使われ始めました。
時代の変化とともに多くの言葉が生まれたり消滅したりしますが、「専業主婦」と「パート主婦」という言葉も、そのうち使われなくなる日も来るかもしれません。