この記事では、「トラックメイカー」と「dj」の違いを分かりやすく説明していきます。
「トラックメイカー」とは?
バッキングトラックの制作者やインストゥルメンタルの編曲家・作曲家を指す言葉です。
音楽プロデューサーともいいます。
バッキングトラックとは、歌唱パートだけを消した音源のことです。
歌唱パートのある音源に対する言葉です。
主にカラオケに使用されています。
インストゥルメンタルは、楽器の演奏のみで作られている音楽です。
人の声は入っていません。
こういった音楽を制作、編曲、作曲する人を「トラックメイカー」は指しています。
また、「トラックメーカー」とすると、自動車の一種であるトラックを製造している会社の意味になります。
「トラックメイカー」の使い方
音楽を作る人を指して使用します。
この人たちが作るのは、歌唱の入っていない音楽です。
音楽プロデューサーと呼ぶこともあります。
「トラックメーカー」とすると、トラックを造っている会社を指していることになります。
「dj」とは?
「ディスクジョッキー」の略です。
「DJ」と大文字で表記することもあります。
「dj」の意味は2つあります。
一つは、ラジオ放送の番組で、音楽をかけながらその解説をしたり、その他の話しをしたりしながら、番組を進めていく人のことです。
ラジオ放送は、ただ音楽を流しているだけでなく、合間に会話が入ります。
その会話は、音楽の解説だったり、別のことだったりします。
この声を出している人が「dj」です。
この人には、番組を進行させる役割があります。
もう一つの意味は、ディスコやクラブなどで流す音楽を選ぶ人のことです。
ディスコとは激しい音楽にあわせてダンスを楽しむ店、クラブとはダンスミュージックにあわせて客が踊り楽しむです。
ここでかける音楽を「dj」が選んでいます。
スクラッチをしたり音程を変えたりなど、アレンジを加えることもあります。
「dj」の使い方
ラジオ番組については、番組を進行させる人のことを指して使用します。
ディスコやクラブなどでは、音楽を選ぶ人を指して使用します。
「トラックメイカー」と「dj」の違い
どちらの言葉も音楽にかかわりのある人を指しているのですが、同じ人のことではありません。
前者は音楽を作る人です。
音声の入っていない音楽を作っています。
後者は音楽を選ぶ人です。
ラジオ番組やディスコなどで流す音楽を選んでいます。
「トラックメイカー」の例文
・『トラックメイカーにあこがれる』
・『トラックメイカーに直接会った』
・『トラックメイカーになる勉強をする』
「dj」の例文
・『djにあこがれる』
・『djの仕事をしている』
・『クラブでdjと会話をした』
まとめ
どちらの言葉も音楽にかかわりのある人を指しているのですが、同じことをやっているのではありません。
一方は音楽を作る人、もう一方はラジオ番組やクラブなどで流す音楽を選ぶ人です。