この記事では、「証明写真」と「スナップ写真」の違いを分かりやすく説明していきます。
「 証明写真」とは?
「証明写真」は自分の身分証明書や職務履歴書などで本人であることを確認するために設けられた写真で、本人以外が映り込んでいない写真です。
本人以外とは、本人と別の誰かが映り込んでいることや、本人と風景などが映り込んでいることを指し、「証明写真」は、場所が特定可能な風景および第3者の人物が映り込んでいてはいけないという決まりが存在します。
その為、「証明写真」は本人のみを映し、背景は無地である必要性があるのです。
「スナップ写真」とは?
「スナップ写真」は、日常を映し出した写真のことを指し、目の前の光景をとっさに写した写真です。
ピントが外れていようと、うまく被写体である人物が入ってなくともよく、要は即席で写した写真のことを「スナップ写真」と呼びますので被写体の様子などはどうでもよくとりあえず写真が写っていればそれでよしとするのが「スナップ写真」です。
「証明写真」と「スナップ写真」の違い
「証明写真」と「スナップ写真」の違いは、人物が特定できるかどうかです。
「証明写真」は人物が特定できないと判断した場合、無効となり、本人であるという確認ができない写真と判断されます。
この時、無効になる理由は、写真に本人と関係がない人物が映っていることや風景が入っていることが無効となる理由です。
逆に、「スナップ写真」は人物が特定できるかどうかなどはどうでもよく写真が映っていることのみが重要なため、違いは本人確認ができるかどうかになります。
「証明写真」の例文
・『免許証用の証明写真を撮る』 この例は、免許証を発行するための写真を撮るという例で、スナップ写真のように自分で手軽にとったものは通用しないという例です。
「証明写真」は定義があり、本人が確認できる写真でなければならず、写真は本人のみが映っている必要性があり、スナップ写真のように本人が確認できない者は通用しません。
「スナップ写真」の例文
・『このブレまくりの写真はスナップ写真だね』 この例は、写真のブレから恐らくとっさに撮影した写真であると判断した例です。
スナップ写真は、即席で撮影した写真ですので、この例のようにスナップ写真であるとします。
まとめ
「証明写真」と「スナップ写真」の違いは、被写体である人物がはっきりとわかるかどうかです。
そして「証明写真」は、身分の証明に必要な人物のみが映ることにありますが、「スナップ写真」はとっさに撮影したものであるため、映っている者はだれでもよく芸能人だろうと人でなかろうと関係なく、とっさに写していれば成立します。
その為、「スナップ写真」はプロやアマに限らず撮影可能ですが、「証明写真」となると話は別で、恐らくプロの技を持って撮影しないときれいに映らず、本人であることが分からないうえ、不必要なものまで撮影してしまうことも多く、「証明写真」はプロの技が光り、「スナップ写真」は誰もが撮影できるということでもあるのです。