この記事では、「覚束ない足取り」の意味を分かりやすく説明していきます。
「覚束ない足取り」とは?意味
足元がしっかりしていなくて、頼りないことです。
「覚束ない」の主な意味は5つあります。
1つめは、物事がこれからどうなるのか疑わしいことです。
受験のことで考えてみます。
受験する学校は、これまでの成績から判断することが少なくありません。
この学校に入りたいと思っていても、成績が芳しくないこともあるでしょう。
なかなか成績が伸びないとき「この成績では合格は覚束ない」といったりします。
2つめは、はっきりしないです。
行動や言動が確かでないさまを意味しています。
何気なく過ごしていると、ある物事をはっきりと覚えていないことがあります。
そのようなさまを指して「覚束ない記憶」などといったりします。
3つめは、しっかりせず頼りないです。
頼れそうもないさまを意味しています。
4つめは、ぼんやりしているです。
視覚についてを指しています。
はっきりと見えない様子です。
5つめは、様子がはっきりせず不安だです。
様子がはっきりしないと、これからどうなるのかなど気になって、気持ちが安定しなくなることがあるでしょう。
そういったときの不安さを意味しています。
「覚束ない足取り」が意味しているものは、3つめの意味になります。
しっかりしていない様子のことです。
「足取り」とは、歩くときの足の動き方です。
足を一定の調子で動かしているとか、右左によれよれとしているとかの調子をいいます。
「覚束ない足取り」の概要
足の運びが頼りないことを意味している言葉です。
普段歩行するとき、右足を出して、左足を出してと意識することはないでしょう。
それでも、まっすぐに歩くことができます。
危なそうなところはどこもありません。
「覚束ない足取り」とは、こういった歩き方のことではなく、危なそうなところがある、しっかりとしていない歩き方をいいます。
たとえば、お酒を飲んだときです。
アルコールは中枢神経に働きかけるため、一時的に運動機能に障害が現れることがあります。
しっかり歩けなくなるのも、運動機能に障害が現れているからです。
このとき、足の運びがしっかりしておらず、周囲から見ると頼りなく感じられます。
このときの様子です。
幼児もこのような歩き方をすることがあります。
歩く練習をしているときや、歩けるようになったばかりのころは、転んでしまいそうで頼りなく感じられます。
「覚束ない足取り」の言葉の使い方や使われ方
足の運びのことを指して使用します。
健康維持などのためにウォーキングをするときのしっかりした歩き方ではなく、お酒を飲んだときのような頼りない歩き方をいいます。
「覚束ない足取り」の類語や言いかえ
「足もとが頼りない」が似たような意味を持っている言葉です。
足が地面につくところがしっかりしていないさまを指しています。
まとめ
普段歩くときには意識しなくてもしっかり歩いていますが、ある状態のときにはふらついたり、頼りなく感じられたりすることがあります。
そのときの様を指している言葉です。