この記事では、「下記の通り」と「以下の通り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「下記の通り」とは?
「下記の通り」は下に記すという意味で、いったん文字に段落を設け別の枠で下に別枠を記すことです。
つまりは、下記は段落を分け下に記載する文章のことを指し通りは下に記した通りという意味になります。
なお、文章を段落に分けているが故、下に記載した文章はわかりやすく簡潔である必要性があります。
「以下の通り」とは?
「以下の通り」は、以下とする部分の内容を下に記すことで続けざまに文字を起こします。
段落分けなどをせず、以下の通りと記載した時点でその文字から下を重要な記載であるとするために使用し、上文と以下と記載がある文章は異なることを指すのです。
「下記の通り」と「以下の通り」の違い
「下記の通り」と「以下の通り」の違いは、文章の区切りを設けて話が異なる点を説明するかどうかです。
「下記」はいったん区切りをつけて文章を段落に分け、下記と記載がされたものにおいて段落を設けてから、下記であるとした文章の内容を記載しますが、「以下」はそのまま文章を上文と下文を合わせてもよく、上と下で文章を分けて異なる文章の記載をしなくても構いません。
よって「下記の通り」と「以下の通り」の違いは、段落分けにあります。
「下記の通り」の例文
・『機密文章の漏洩に関する内容は下記の通りです』
この例は、機密処理された文章が漏洩した際の内容について別枠に記したという例です。
「下記の通り」という記載から下に段落を設けて内容を記載するのが「下記」で重要な文章であることを踏まえてその内容を分けて知ってもらうために使用する手法が、「下記の通り」です。
「以下の通り」の例文
・『機密文章の漏洩に関する内容は以下の通りです』
この例は、機密文章をこれから以下の通りという記載の後に書きますという例です。
「以下の通り」は実は、仕組みとしては以下の通りという文字の下に長文で内容を記載することができ、実は簡潔に内容を記す必要性はありません。
その為、読む気をなくすような長文を書いて機密文章の漏洩に関する情報の内容を把握させない方法に使うことも可能です。
まとめ
「下記の通り」と「以下の通り」の違いは、段落を分けた上で、分かりやすく説明するか否かです。
「下記の通り」は、下記と記載後段落を分けて内容を分かりやすく説明することが重要ですが、「以下の通り」は、別に段落を分ける必要がなく、以下の通りという文字を記載すれば、そこから以下についての内容を記すとなります。
その上で、「以下の通り」は、相手が読む気力をなくす方向にもっていくことも可能で、要は、以下の通りという記載後に内容をうまく説明せず、言い訳めいたことを記載し、内容をごまかすことができるため、「以下の通り」の方がいいわけが通用しやすく、「下記の通り」は内容を分かりやすく説明する以上言い訳めいたことは不可能であるという違いもあります。