「主体性が高い」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「主体性が高い」について

「主体性が高い」という言葉は、一見では何のことだか分からない人も多いでしょう。

ですが、意味が分かってしまえばとても簡単な言葉でもあります。

「主体性が高い」の意味とは

「主体性が高い」は、「自分の意志によって行動できる」という意味だと解釈していいでしょう。

「主体性」という言葉が、「自分の意志を行使する性質」のことなので、それができるという意味で「高い」と使っていると考えてください。

よって、「主体性がある」と使った場合も意味はほとんど同じですが、この「高い」とした方が、その傾向が強いと解釈できます。

「あの人は主体性が高いからリーダーに向いている」などという使い方になり、これがない人に人をまとめていくのは難しいと言えるでしょう。

「主体性が高い」の言葉の使い方

主体性が高いは、そのような人に対して使う言葉です。

基本的に褒め言葉になるので、自らに対して使うことはまずありません。

しかし、あまりにこれが高いと、場合によっては「自分勝手」だと思われることになってしまうので、その加減がまた難しいところだと言えるでしょう。

主体性がある、高いということ自体は決して悪いことではありませんが、一歩間違えると、そのようにとられてしまう場合もあるということです。

「主体性が高い」を使った例文

主体性が高いを使った例文です。

「高く」と変化させて使っている例も挙げていきます。

「主体性が高い」の例文1

「彼は主体性が高いので、任せておけば安心だ」

その彼が、自分で考えて行動できる人間だと評価して使っている例になります。

このように、褒め言葉として使うことがほとんどになる言葉で、それが高い為に何かしらの問題があるという場合には、「主体性に問題がある」という表現になり、「高過ぎる」という表現は用いません。

尚、この場合には、主体性が足りない(それに欠ける)という意味も含みます。

そして、どちらかと言えば、足りない場合に使われることが多いです。

「主体性が高い」の例文2

「できれば主体性が高い人を採用したいと思っている」

企業の採用面接では、この主体性が高いか(あるか)どうかが採用基準になっていることも少なくありません。

人に何かを言われて動くのではなく、自ら考えて行動できる人が欲しいと考えるのは、ごく普通のことです。

「主体性が高い」の例文3

「土壇場になって、誰が主体性が高いのかが分かった」

このように、ここぞという時になると、自らの意志で動ける人が分かることがあります。

ですが、そのような人は普段から主体性を発揮して欲しいものです。

「主体性が高い」の英語と解釈

主体性が高いを英語にすると、“highly motivated”となります。

直訳では、「やる気が高い」「高い目的意識をもっている」という意味になり、「主体性が高い」の英訳としてちょうどいい表現です。

また、「高い行動力がある」という意味の“high initiative”も使うことができます。

ただし、こちらの場合は「行動力」に限られた表現になるので、若干意味が違うところに注意してください。

「主体性が高い」の類語や類義表現

主体性が高いと似た意味の言葉や表現です。

どちらもよく似た意味ながら、多少の違いがあります。

「自発性が高い」(じはつせいがたかい)

この「自発性」は、「自らすすんで行おうとする」ことで、それが高いのは、「主体性が高い」と近いと考えていいでしょう。

ですが、英語の“highly motivated”に近く、「行動力」に特化した表現となっているので、そこが「主体性が高い」との違いです。

「自主性が高い」(じしゅせいがたかい)

上の「自発性が高い」とよく似ている言葉です。

こちらの場合も、「行動力がある」という意味になるので、「主体性が高い」とは多少違う言葉です。

「主体性が高い」は、「考えて行動できる」という意味を含んでいるところがこれらの言葉と一番違う点です。

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