この記事では、「ゆず」と「ライム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ゆず」とは?
ミカン属の常緑小高木のことです。
また、その果実のことです。
柑橘類の一種になります。
日本の主な産地は、高知県と徳島県です。
耐寒性が高く、年平均気温が12℃から15℃程度の地域が栽培に適しています。
ミカンやオレンジなどの柑橘類は、そのまま果肉部分を食べますが「ゆず」は果肉部分をそのまま食べることはあまりありません。
非常に酸味が強く、生食には向かないのです。
そのため、料理には果汁を調味料のように使用したり、果皮を使用したりします。
香りがよく「ゆず」を加えることで、爽やかな香りを感じられます。
脇役のように料理に使用されることが多いのですが、「ゆず」そのものを楽しむものもあります。
たとえば、保存食としてのゆべしやユズ茶です。
また、ゆず湯には欠かせないものとなっています。
日本では、冬至に湯に「ゆず」を浮かべて入浴する習慣があります。
もっともよく出回る時期は、11月から1月ころです。
皮にハリがあり、ヘタの切り口が茶色くなっていない。
手に持ったときに、ずっしりとした重さがある。
こういったことが選ぶときのポイントです。
「ゆず」の使い方
ミカン属の常緑小高木の「ユズ」という種を指して使用する言葉です。
「ライム」とは?
ミカン科の常緑低木です。
また、その果実のことです。
柑橘類の一種になります。
レモンのような爽やかな香りと酸味が特徴です。
レモンとは異なり、果皮は緑色をしたものが出回ります。
そのまま果肉を生食することはほとんどなく、果汁を利用することが一般的です。
果汁を利用したものには、ライム酒やシャーベットなどがあります。
原産地はインド北東部もしくはインド北東部からマレーシアだとされています。
日本で本格的に栽培されはじめたのは、1970年代以降です。
寒さに弱く、愛媛県や香川県などで生産されています。
輸入ものは1年中出回っており、国産のものは9月下旬から12月上旬ころまで収穫され、1月ころまで出回っています。
「ライム」の使い方
ミカン属の常緑低木の「ライム」という種を指して使用する言葉です。
「ゆず」と「ライム」の違い
どちらもミカン属の植物を指しているのですが、種が異なります。
見た目は大きく違い、「ゆず」は丸い形で黄色い果皮、「ライム」はレモンのような形で緑色の果皮をしています。
「ゆず」の例文
・『ゆずの皮を料理に加える』
・『ゆずの爽やかな香り』
・『スーパーでゆずが安売りされていた』
・『ゆずの果汁を絞る』
「ライム」の例文
・『ライムを飲み物に加える』
・『国産のライムを購入する』
・『ライムのシャーベットを食べる』
・『ライムを栽培している』
まとめ
どちらもミカン属の柑橘類の一種を指しているのですが、同じものではありません。
見た目や香りに違いがあり、見た目で判断することが可能です。