この記事では、「無限」と「無数」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無限」とは?
無限とは、むげんという読み方をすべき言葉です。
漢字で表現されたこの言葉を見れば明確な事ですが、存在しないとか~がないといった意味の無の漢字に、区切りとかかぎり、範囲を定めるといった意味の限の漢字を付け足す事で生まれた言葉となっています。
だからこそ無限は、程度や数量に限度がないとかその様を表すのです。
「無限」の使い方
無限は、文字を見れば分かる様に限りがない、といった意味を表す際に積極的に使われている言葉となっています。
より具体的には、数量や空間等に限度や限界はない、といった意味で使用されているのです。
なので良く見られる表現には、無限の可能性、無限の存在といった使い方があります。
「無数」とは?
無数とは、むすうという読み方をする言葉です。
文字で表記されたこの言葉を目にすれば直ぐに理解出来ますが、何もないや~でないといった意味を有する無の文字に、もののかずとかかぞえる事といった意味の数を加える事で成立している言葉となっています。
そのため無数とは、数え切れない程に多い事を表しているのです。
「無数」の使い方
無数は、数えられない程に数が多い時に用いられる言葉だったりします。
例えば無数の人、という表現であれば、数え切れない程に人が多い事を示す事が可能です。
なので星の様に、数えるのが不可能な程に数が多い存在に対し、無数の星、といった使い方をして表現されるケースも少なくありません。
この様に無数は、途轍もない程に多くの数がある事に対し、使用される事が多い言葉です。
「無限」と「無数」の違い
無限と無数は文字を見比べれば直ぐに、2文字目に限と数という明らかな違いがある事を発見する事が出来ます。
しかも漢字で表すとどちらも2文字で最初に無という同じ字が付くので混同してしまい、使い分けの際に迷ってしまう人も珍しくありません。
ですが意味をきちんと把握していれば、そういった使い分けでミスる事はないです。
ちなみに無限は限りがない事を表す言葉であり、無限の宇宙という様にどこまで続いているか限度や限界が分からない様な時に用いられる事が多い言葉となっています。
一方の無数は、数という言葉が使用されている事でも分かる様に、数量にスポットを当て、数える事が不可能な程に多くの数が存在する事を表す言葉です。
「無限」の例文
・『空を見上げれば、そこには無限の宇宙が広がっているのです』
・『子供は無限の可能性を秘めています』
「無数」の例文
・『夜空を見上げると、無数の星が輝いています』
・『通りには無数と呼べる程の多くの人が集まって来ています』
まとめ
2つの言葉は、最初に無という言葉が付くものの、2文字目に限と数という明確な違いを見付ける事が出来ます。
しかもその文字の違いにより、表す意味合いにも違いが生じているのです。
まず無限は、数量や程度等が限りないという意味を表す際に用いる言葉となっています。
対する無数は数に焦点を当てて、数え切れない程に数多くの人や物が存在する事を表す際に、使われる言葉です。