この記事では、アヒルとカモの違いを分かりやすく説明していきます。
アヒルとは?
アヒルとは、カモ科の仲間であり、水鳥でマガモに属する鳥のことを指します。
中国やヨーロッパでは食用として飼われていましたが、その後、世界各地で買われるようになりました。
性格はおとなしく、飼いならすことが比較的容易なため、アヒルは農家で飼われるようになります。
特徴的には真っ白な羽根に全身が覆われており、口ばしと足が黄色。
アヒルのメスは年間で200前後もの卵を産み、春には多くの卵を産みます。
鶏よりも卵のサイズがひと回り大きく、淡い緑色。
産卵した後、30日ほどでヒナが孵化しますが、抱卵はしません。
生まれたヒナが生後5か月程度で卵を産み、生後6か月程度で繁殖できるようになります。
交尾は陸上でも水上でもできるのがアヒルの特色です。
土壌動物や昆虫などを中心に食べるアヒルの寿命は5年、長ければ20年になります。
カモとは?
カモとは、カモ科の仲間の鳥です。
首が短いのが特徴的で、マガモに属しています。
日本には1年中いる鳥であり、河川や湖に生息しており、水の上を泳ぐこともできます。
日本では古くからカモを食用として食べており、脂が載って美味しい冬のカモは格別で「鴨南蛮」や「鴨蕎麦」など現在も食べられています。
海外では肝臓に脂肪を蓄えて、フォアグラにしては高級レストランで提供しています。
食用だけではなく、羽毛はダウンジャケットにして売られていますし、掛け布団としても使われています。
アヒルとカモの違い
アヒルとカモの違いを分かりやすく解説します。
真っ白な羽毛のアヒルに対して、背と頭は黒で、腹部分は灰色、頬の部分は白の羽毛と3色もの色で覆われているのがカモという違いがあります。
アヒルの例文
・アヒルはつがいになると長く生活を共にしますが、相手を変えるものもいます。
・海上でも暮らせるよう水かきが付いているアヒルは、沼地や池でも生活ができます。
アヒルはつがいになればずっと一緒に過ごす鳥ですが、死ぬまで相手を変えないとは限りません。
また、地上でも海上でも生きられるアヒルの足には水をかけるように水かきが付いています。
カモの例文
・鳥獣保護法によって日本では狩猟可能な地域や時期に決まりがある。
・中国ではカモも北京ダックと同じように高級食材として食べられている。
むやみにカモを乱獲しないように、狩猟できる種類や猟具も定められたもので猟をしなければなりません。
中国では、北京ダックと同等にカモも高級レストランで扱われている食材です。
まとめ
水かきがついているため、水の上での生活もできるアヒルとカモは体に脂肪が多く、ラグビーボールのような形をしています。
アヒルは左右に体を振って歩く姿は愛らしく、見る人を癒します。
カモも器用に水上で泳ぎ、サッと水の中に顔を突っ込んで魚を獲り、食べる姿は素敵なものです。
生態を知れば知るほど興味深い鳥となるでしょう。
