この記事では、「MS-07 グフ」と「YMS-07B グフ(ランバ・ラル専用機)」の違いを分かりやすく説明していきます。
「MS-07 グフ」とは?
グフの試作機であるYMS-07シリーズのグフを元に量産体制に入ったものがこの「MS-07 グフ」です。
なお、量産機であるため、リミッターが付与されており、隊長機でかつ指揮官でない限りリミッターの解除が認められていない機体がこのグフになります。
なお、A型のグフは両腕が通常の腕で内部にハンドバルカンを含む構造を廃止しており、その理由は、YMS-07シリーズのハンドバルカンは構造上、損傷を起こすと途端に武装を失うことからA型では廃止された武装です。
なお、A型以降のグフは、ハンドバルカンを廃止したうえで瞬間火力を生み出すにはどうするべきかを考慮しており、腕に時計のように重武装の飛び道具を組み込むことでハンドバルカンよりも信頼性がある飛び道具の所有を可能とした装備にグフを作り替えています。
「YMS-07B グフ(ランバ・ラル専用機)」とは?
「YMS-07B グフ(ランバ・ラル専用機)」は、プロトタイプのグフであるYMS-07B シリーズをもとに作られたグフをランバラル用に仕様変更したモデルです。
武装については、ハンドバルカンを装備しており、瞬間的な火力を生み出せますが、実はこの装備、欠陥品でして、モビルスーツの指内部を発射口とするゆえ、弾が詰まると途端火力を失うという問題、その上で実はザクのマシンガンよりも弱いという問題があり、これだったらザクのマシンガンを装備できる腕にした方がいいよねという弱点があります。
さらに言えば、グフというシリーズは接近戦ではなく、ザクを純粋に強化しことにあるはずなのになぜか、重装備はバズーカを撃つこともできないというおかしなマニュピレーターが採用されていることです。
その為、試験機ははっきりと言えば欠陥品でMS-07以降が正常な兵器であるといえます。
「MS-07 グフ」と「YMS-07B グフ(ランバ・ラル専用機)」の違い
「MS-07 グフ」と「YMS-07B グフ(ランバ・ラル専用機)」の違いは、プロトタイプのグフでお試しで制作した気体をそのまま専用機に作り上げたか、安全性の高い量産気体であるとしたかです。 ガンダムという作品においては、試作機という概念がしっかりとあり、ランバラルが乗っているのは試作機に当たります。
それをランバラルの移行でそのまま実践に投入したのがYMS-07B グフ(ランバ・ラル専用機)」で実は「MS-07 グフ」の方が不具合および武装の問題が解決していますので、実質ランバラルさんが乗る機体は欠陥機です。
まとめ
グフが弱いと言われるのは武装の貧弱さにあり、実はザクの方が強いのではないかと言われるのは多くは、ランバラルさんが乗っている試作機B型をグフだと皆さんが思っているからで、実はそうではありません。
量産体制にあるグフは実は武装はザクと同じでザクよりもエンジンが強力な為、地上戦闘においてはかなり優秀でガトリングシールドを後からポン付けするグフカスタムもあり、ザクと同じマニュピレータを採用しているためバズーカも撃つことが可能です。
ただ、地上用に特化しているため、残念ながら宇宙用のグフは無い点が宇宙世紀の一年戦争におけるグフの欠点になります。