この記事では、「ミーハー」と「オタク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミーハー」とは?
流行の影響を受けやすいこと、またそのさま、そのような人のことです。
もともと興味はなかったけれど、流行していると聞くと突然興味を持ちだすさまやその人のこと、軽薄なさまを意味しています。
「みいちゃんはあちゃん」の略ともいわれていますが、語源は定かではありません。
この言葉が使われ始めたのは1905年ころで、この時代には、「み」や「は」から始まる名前の女性が多くいました。
女性を代表する名前といえます。
程度の低いことに夢中になる女性を指して「ミーハー」といいます。
また、ドレミファから連想して「みいちゃんはあちゃん」となったという説もあります。
「ミーハー」の使い方
流行の影響を受けやすいさまや、その人を指して使用する言葉です。
「オタク」とは?
ある事柄に深く興味を持ち、その事柄に詳しいこと、またその人のことです。
特に大衆文化に詳しい人をいいます。
大衆文化とは、映画、アニメ、ゲーム、大衆小説などのことです。
こういったものに強い興味を持っており、詳しい知識を持つ人のことが「お宅」と呼ばれていました。
現在はカタカナで表記することが一般的です。
ある事柄へ強い興味を持っているため、その事柄に関する品物をさまざま購入する傾向があります。
たとえば、アニメが好きなら、そのアニメのフィギュア、バッグ、文房具など、さまざまなグッズを集めていることが少なくありません。
こういった傾向があるため、大きな市場規模を占めています。
「オタク」を対象にした店は少なくなく、そういった店が秋葉原には集まっています。
「オタク」の使い方
ある事柄に詳しい知識を持っている人を指して使用する言葉です。
学問に関する専門家も詳しい知識を持っていますが、この人たちを指しては使用しません。
職業として詳しい知識を持っている人には、一般的には使用しない言葉です。
「ミーハー」と「オタク」の違い
どちらもある傾向を持つ人のことを指していますが、その特徴はまったく違います。
前者は、流行の影響を受けやすい人のことです。
もともとは興味がないけれど、流行っていると聞いて興味を持つようになり、その事柄に詳しいわけではありません。
後者は、ある事柄に強い興味を持っており、そのことに詳しい人のことです。
流行とは関係なく、ある事柄に興味を持っています。
「ミーハー」の例文
・『ミーハーなんです』
・『ミーハーだと自分で認める』
・『ミーハーな一面を見せた』
・『ミーハーな発言』
「オタク」の例文
・『オタクだと自認している』
・『オタクだと友達からいわれた』
・『オタク仲間と会話を楽しむ』
・『ゲームオタク』
まとめ
2つの言葉はある傾向を持つ人を指していますが、それぞれ違う傾向を持っています。
「ミーハー」であり「オタク」でもある人もいます。