この記事では、「無実の罪を着せる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「無実の罪を着せる」とは?意味
「無実の罪を着せる」とは、対象に対して本来は自分が負うはずの罪を負わせることを意味します。
つまり、罪を追うべく者は自分がしでかした罪について理解したうえで、変わり身になり得そうなものを探し出し、その人物に罪を着せることが「無実の罪を着せる」です。
その上で、「無実の罪を着せる」は、こちら側が相手に対して罪を負わせることを意味し、ぬれぎぬかもわからないがとりあえず疑わしいので罪に問うことは「無実の罪を着せる」とは言いません。
この場合、冤罪を負わせるというのが正しいです。
なお、会社ぐるみで冤罪を追わせようと思考することも「無実の罪を着せる」行為に当たりますが、この場合、主犯となるべく人物が会社からの移行であると述べない限り会社側の責任にならないケースが多いです。
「無実の罪を着せる」の概要
「無実の罪を着せる」は、確信犯で、自分が罪人になることを分かっているが故、代わり玉を用意しています。
確信犯が行う行為が「無実の罪を着せる」行為に当たるため犯罪者側は用意周到に対象が罪になるよう仕向け、無事に対象が罪を追うことで「無実の罪を着せる」が成立するのです。
これは、確実に対象が罪に問われないと逆に犯罪者側が怪しいとなり、もろ刃の刃の関係にあり、万が一、対象に無実の罪を着せようという試みが露見した場合、確実に有罪となるため、実は「無実の罪を着せる」という行為は案外と危険な行為に当たります。
「無実の罪を着せる」の言葉の使い方や使われ方
「無実の罪を着せる」は、対象を選んだうえで、自分の罪を相手に負わせることで、誰々に「無実の罪を着せる」という形で使用します。
「無実の罪を着せる」を使った例文
・『ここは友人に無実の罪を着せよう』
この例は、実質無実の罪を着せるという言葉と同じ意味で、友人に自分が犯した罪をかぶってもらおうという考えです。
なお、「無実の罪を着せる」は、たいてい自分の罪を相手に着せますが、他にも企業ぐるみで共謀して自分が主犯となることで相手に罪を着せることもあります。
ですが、主犯が自分であるが故、結局のところ、実行犯=自分が犯した犯罪行為が成立するため、自分の罪を相手にかぶってもらっていることには変わりありません。
・『無実の罪を着せるのか. . . . 』
これは、相手側が罪をこちら側に擦り付けようということを看破しています。
実は、罪をかぶせる相手側がこちらの思惑に気が付いた場合、このような反応を示すことがあり、こうなると、罪を着せようとした側の悪事が露見することがあります。
こうなると相手側はこちら側に対して、敵意があると判断し訴え出るべく所に出る可能性があり危険です。
まとめ
「無実の罪を着せる」という行為は、たいていが自分の罪を相手に押し付けることで、企業の頼みや目論見でも実行犯が自分であれば、結局のところ、自分の悪事を相手側に押し付けており、企業に脅されていない限り、実行犯が罪人です。
無論、会社側が一番悪いのですが、この場合、会社という大きな組織が対象に罪を擦り付けようとしている場合、自衛の手段が限られており、弁護士と相談の上企業と対決するしか解決手段が無いため、無実の罪を着せられた者は即座に弁護士に相談の上対処を仰ぐのが望ましいです。