この記事では、「名声」と「名誉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「名声」とは?
「名声」は「めいせい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「立派で優れていると世間に評価されること」という意味で、多くの人たちに、その人の功績が称えられることを言います。
2つ目は「尊敬され、誉れ高いこと」という意味で、多くの人たちに尊敬されて誇り高いことを言います。
上記に共通するのは「名が知れわたる」という意味です。
「名声」の使い方
「名声」は「立派で優れていると世間に評価されること」は「尊敬され、誉れ高いこと」という意味で使われます。
名詞として「名声を得る・得た」「名声に傷つける・傷つけた」などと使われます。
基本的に、世間の人たちから立派で優れている人であると評価されたり、尊敬されたりすることに使われる言葉です。
「名誉」とは?
「名誉」は「めいよ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人の能力や功績について、高い評価を得ていること」という意味で、優れた評価を受けて誇り高いことを言います。
2つ目は「社会的に認められている、人や組織の価値」という意味で、社会的に価値が高いと認識されていることを言います。
3つ目は「役職名に付けて、功労を称える称号」という意味で、「名誉会長」「名誉市民」などのことを言います。
4つ目は上記から転じて「有名で誰もが知っていること」という意味で、とにかく世間一般に名前が知れわたっていることを言います。
5つ目は「珍しいこと」という意味で、理由がつかず不思議な様子を言います。
上記に共通するのは「誇り高い」という意味です。
「名誉」の使い方
「名誉」は「人の能力や功績について、高い評価を得ていること」「社会的に認められている、人や組織の価値」「役職名に付けて、功労を称える称号」「有名で誰もが知っていること」「珍しいこと」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「名誉だ・である」と使われたり、形容詞として「名誉な」と使われたり、副詞として「名誉に」と使われたりします。
基本的に、日常で使う場合は、他から能力や功績を称えられることで、高められるその人の地位や評価を表す言葉です。
「名声」と「名誉」の違い
「名声」は「世間の人たちから立派で優れている人であると評価されたり、尊敬されたりすること」という意味です。
「名誉」は「他から能力や功績を称えられることで、高められるその人の地位や評価」という意味です。
「名声」の例文
・『彼女はデビュー小説で名声を手にした』
・『彼は名声を求めて政治家になった』
・『彼は失言により名声を失った』
・『彼女はユーチューバーとして名声を築いた』
「名誉」の例文
・『ネットで名誉を傷つける様な書き込みをされた』
・『彼の栄光は我が校の名誉です』
・『彼は成功してお金も名誉も手に入れた』
・『彼は汚職して一気に名誉を失った』
まとめ
今回は「名声」と「名誉」について紹介しました。
「名声」は「世間の良い評判」、「名誉」は「他から称えられて得る評価」と覚えておきましょう。