この記事では、「異端児扱い」【いたんじあつかい】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「異端児扱い」とは?
周囲とはいっぷう変わった人を指す言葉で、周囲とはどこか違う者に対して使われています。
正統なことを言う人とは違い、どこか斬新な発想してみたり、言葉を発するのがこの「異端児であり、常識とはかけ離れたようなことを言うのも特徴的です。
かけ離れた発想を発言する異端児はどこか異色に見える特殊なところがあり、周囲を驚かせるばかりではなく、常識的な考えができないところが集団の中から孤立してしまいます。
しかし、本人は「異端児扱い」されても平然としており、逆にその人とは違ったところに個性を感じ、嬉しいとさえ感じる人もいます。
人にはない個性や才能があると思い込み、自分は人とは違うという気持ちを持つため周囲と対立して口喧嘩してみたり、対立してしまうことがあり、職場ではうまく馴染めずに孤立してしまうのです。
このような「異端児扱い」される人の中にはたぐいまれな才能を持つ者がおり、その優れた能力を開花させ、世の中に役立つような功績を残したり、仕事する場合もあります。
「異端児扱い」の概要
周囲とは違う考えや行動してしまうため、人から「異端児扱い」され、うまく周囲に溶け込めないでいる人を「異端児」と言います。
そこに人から「そのように見られ、扱われる」という意味がある「扱い」を付け足して「異端児扱い」が良い意味で使われる場合は「英雄扱い」となり、悪い意味で使うときは「悪者扱い」になるわけです。
他の使い方としては、その地域に染まらない人は異端児として扱われ、異色の目で見られる者に対して人づき合いが悪いという気持ちを表したり、人とどこか服装や髪型が違う者を変人扱いして見られるのは「異端児扱い」され、違う見た目であるのもは省かれる理由になります。
「異端児扱い」の言葉の使い方や使われ方
この言葉は、主にその場所にはいない見た目であったり、考え方、行動する人を「異端児扱い」し、阻害しようとするときに使われています。
言葉の使い方としては「あの人はこの地域で異端児扱いされる」で、その場所に溶け込めないでいる人という意味になります。
反対に、過去にたぐいまれな輝かしい実績を残したとか、驚くようなことして地域を盛り上げたなど人が出来ないようなことをした人には英雄として尊敬する意味でも「異端児扱いされる人」として崇め、奉られるわけです。
「異端児扱い」を使った例文(使用例)
・『都会からひとりで引っ越してきた私はその地域にいつまでも馴染めず、異端児扱いされる』
・『まるで悪者を見るような目で見られる俺は現場で異端児扱いされる』
・『周囲よりも顔色が悪く、痩せている俺はまるで異端児扱いだ』
空気が良く、静かな環境を求めて田舎へ越した人はその地域のしきたりや風潮にうまく合わせられないでいると嫌われてしまい、打ち溶け込めないまま一生を過ごすことになってしまいます。
そのような人は次第に悪者扱いされ、地域や職場でも孤立していき、嫌われていくのです。
行動や行為が変わっている人にだけではなく、見た目が周囲とは変わっている者を迫害するときに使う言葉でもあります。
まとめ
人とは行動が違っている、見た目が違う人を周囲が受け入れられないと思うとき「異端児扱い」して悪い意味で使う言葉です。
反対に、その地域の人が成し遂げられないような凄いことをした人も「異端児扱い」されますが、素晴らしいと尊敬の念を持って使えますので、相手によってうまく使い分けてみるといいでしょう。