「極力」
「精一杯」や「力いっぱい」に近いニュアンスの言葉になります。
「極力」の意味
「極力」とは力の限りを尽くすさまのことです。
できる限りという意味です。
使い方によってはプラスのイメージ、マイナスのイメージ、どちらにもなりうる表現です。
「極力」の言葉の使い方
「極力」を使う場面はやはり「精一杯努力した」「できる限り頑張った」という その人の頑張りや努力を表したい時です。
先方の案件を承諾するとき、断るとき、どちらにも使えますが、使い方を間違うと、真反対の意味になるので注意が必要です。
「極力」を使った例文・短文(解釈)
「極力」の例文1
「私は夏の間極力冷房を抑えるようにしています」
夏の間冷房を抑える、だけでは「一般的にもできる範囲で、簡単にできる範囲で」という意味にとらえられますが、「極力」という単語を入れる事によって「夏の間の冷房をかなり努力して抑えている」というように「努力して、精いっぱい」というニュアンスを入れる事ができます。
「極力」の例文2
「この案件に関しては極力早めに進めていこうと思います」
先方の提案した案件に対して、できる限り早く着手し進めていこうという意欲を表しています。
スケジュールが立て込んでいるけど、そちらの案件も早めに進めようと努力します、という前向きな姿勢を表しています。
「極力」の例文3
「私は極力人目を避けて行動した」
誰にも気づかれないように細心の注意を払って行動した、というように緊迫した場面、緊張した場面を切り抜ける感じを表現するために使います。
「極力」の例文4
「極力そちらには近づきたくない」
できる限り近づきたくない、という強い意志を表しています。
このように、したくない行動に極力、をつけると強い拒否、否定のニュアンスを添えることができます。
こちらの使用例だと、マイナスのイメージを与えることになるので使い方には注意が必要です。