「懐具合」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「懐具合」とは?意味と使い方

この記事では、「懐具合」の意味を分かりやすく説明していきます。

「懐具合」とは?意味

所持金の都合、金回りといった意味の言葉で、現時点での所持金の都合という意味合いが強く、給料日が近いと懐具合が良くなる、給料日が遠ざかると懐具合が悪くなってしまうというように使えます。

家財などの資産は直接的にすぐに使えるものではないので、例えば外で歩いていてる時の懐具合という意味合いにはなりませんが、懐具合が厳しいときが続いてくると家財を売りに出すというケースも考えられます。

懐具合が良い、懐具合が悪いなどでプラスマイナスの意味合いに使うことが出来ます。


「懐具合」の概要

懐具合はその時点で持っている金額ということも出来、財布を家においてきて散歩をしていた場合、懐具合は今は良くないということができ、今持っている財布にお金が一定程度入っていれば懐具合が良いということができます。

なお、懐具合の良い悪いはある程度個人の判断と、多くの人が思うであろう平均値が合わさっていて、子供であれば財布に500円入っている状態で懐具合が良いという場合もありえますが、社会人では流石に悪いと言わざるを得ません。

5万円以上であれば良いと言って差し支えありませんが、月収500万円の人が財布に5万円入っていた場合、当人としては懐具合が悪いと考えても不自然なことではありません。

懐具合は基本的には財布の現金、クレジットカードの残高、電子決済の残高、店のポイントカードなどが含まれますが、金券ショップで換金してやっと現金として使えるタイプのテレフォンカードなどは懐具合に含まないケースが一般的です。

食事券はテレフォンカードよりはお金に近い使い方ができるため、一定の額面を超えている場合は懐具合に含まれると見ていいでしょう。

ギフトカードやデパート券も同様ですが、お米券、ビール券はやや外れた位置にあります。


「懐具合」の言葉の使い方や使われ方

「懐具合が良い」という良い方向の言葉は「良い」のみに対して、「懐具合が悪い」方向の言葉は「懐具合が寂しい」「懐具合が厳しい」などの言葉でも同じ意味となっています。

高額な買い物をするときなどに使う「懐具合と相談する」自分の財布の中身を確認する「懐具合を見る」などの使い方もあります。

「懐具合」の類語や言いかえ

「財布の中身」「お金がある」(またはない) 「自分の財務省」(または大蔵省) 「いま自由にできるお金」「小遣い」「持っているお金」「カード残高」「電子決済の残高」などが言い換えとして使えますが、総資産、財産、今後入ってくる予定のお金などはややニュアンスが異なるものと言えます。

まとめ

懐具合は自分の財布の中身(財布を持っていなければ持っているお金)という意味合いで、寂しいことや厳しいこともあり、そういった状況の判定は年収や月収、臨時収入などによって人それぞれなものとなっていますが、一定金額を下回ると懐具合が厳しいというケースは社会人にとっては共通認識があると言っていいでしょう。

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