「揺るぎない」とは?
「揺るぎない」とは、「揺らぐことがない」という意味で使われる言葉です。
要はそれが縮まった表現だと解釈していいでしょう。
揺らぐは、物理的に何かがぐらぐらするといった時にも使う言葉で、「家の土台が揺らぐほどの地震だった」のような使い方がそれに当たります。
ですが、「揺るぎない」はそのような意味では使わず、主に固まった気持ちなどの物理的ではない対象に対して用いられる表現です。
「揺るぎない」の読み方
「揺るぎない」は、「ゆるぎない」と読んでください。
「揺らぐ」が「ゆらぐ」だと分かれば問題なく読める言葉です。
「揺」は、訓読みではこの使い方のように「ゆ」と読みますが、音読みだと「よう」と読みます。
そちらの読み方では、「動揺」(どうよう、気持ちが色々と揺らぐこと)という使い方が有名です。
「揺るぎない」の表現の使い方
「揺るぎない」と使うのは、先のように、主に人の気持ちに対してです。
それほど確たるものがあるという時にこそ使う表現で、「揺るぎない決意で挑む」のような形で用います。
少し形を変えて「揺るぎのない」と使い方もよく見聞きする言葉で、こちらに言い換えて使っても間違いではありません。
「揺るぎない」を使った例文と意味を解釈
「揺るぎない」を使った例文と、その意味の解釈です。
使い方は簡単ですが、それほど使える場面がない言葉かも知れません。
「揺るぎない」を使った例文1
「どれだけ批判されても、彼の決意は揺るぎないだろう」
それだけ堅い決意をもっているのだと分かりますが、それがいいのかどうかまでは分からない例文です。
批判の内容によっては、少しは考え直すということも必要かも知れません。
「揺るぎない」を使った例文2
「揺るぎないと思われていた財政基盤が、もしや崩壊するかも知れない」
「揺るぎない」は、このような使い方もできる言葉です。
まず大丈夫だと思っていた財政が、もしかしたら悪化して崩壊してしまうかも知れないと言っています。
「揺るぎない」の類語や類義語
「揺るぎない」と同様の意味で使える言葉で、どちらも言い換え表現として使えます。
「堅固な」【けんこな】
「揺るぎない決意」は、この言葉を使って「堅固な決意」と言い換える言葉できます。
「確固たる」【かっこたる】
こちらも同じく、「確固たる決意」とすると、「揺るぎない決意」と同じ意味になります。
また、これらは上の例文で挙げた「財政基盤」のような対象にも使うことができます。