「堂々とする」の意味
「堂々とする」の意味は以下の3つです。
1つ目は「立派で威厳のある様子」という意味で、非常に厳格で、しかもどっしりと構えていて、迂闊に手出しができない状態を言います。
2つ目は「困難なことでも恐れずに立派に行う様子」という意味で、人前で何かを行う時におどおどせずに、いかにも落ち着いていて余裕がある様に見せていることを言います。
3つ目は「何も隠さずに正面から向かう様子」という意味で、本来恥じ入るべき時や萎縮するべき時でもこそこそせずに平然としている様子を言います。
「堂々とする」の読み方
「堂々とする」の読み方は、「どうどうとする」になります。
「堂堂とする」と表記することもありますが、読み方は同じです。
「堂々とする」の語源・由来
「堂々とする」の「堂々」とは、「堂」という漢字を2つ並べて強調した言葉です。
「堂」とは「昔の表御殿のことで、接客や式典などに利用した建物」のことで、何百人という人が収容できる非常に大きな建造物の事です。
大きくて立派で、威厳があることから、人の立ち振る舞いに対しても使われる様になりました。
「堂々とする」の表現の使い方
「堂々とする」の表現の使い方を紹介します。
文法的な使い方
「堂々とする」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「堂々として」になります。
「正々堂々とする」の意味
「堂々とする」は「正々堂々とする」として使われることも多くあります。
意味は「態度・手段が正しくて立派な様子」という意味で、「正々堂々」は「正正の旗、堂堂の陣」という言葉の略です。
「堂々とする」を使った例文と意味を解釈
「堂々とする」を使った例文とその意味を解釈していきます。
「堂々とする」を使った例文1
「彼は初めての社外プレゼンでも堂々としている」
初めて社外の人を招いてのプレゼンテーションを行ったのですが、落ち着いて立派にこなしたことを表しています。
「堂々とする」を使った例文2
「都会ではとても見ら得ない様な、堂々とした佇まいの屋敷だ」
地方の裕福な家を見て、大きくて威厳があり立派な屋敷であると言っています。
「堂々とする」の類語や類義語
「堂々とする」の類語や類義語を紹介します。
「悠然と構える」【ゆうぜんとかまえる】
「ものごとに動じず、余裕を持って待っている様子」という意味です。
「貫禄がある」【かんろくがある】
「体型や態度などから人としての風格や存在感がある様子」という意味です。