「けちょんけちょん」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「けちょんけちょん」とは?意味と使い方

昔からある日本語の表現として「けちょんけちょん」という言葉があります。

日常ではあまり使いませんが小説などではそれなりに登場する表現ですが、具体的にはどのような意味合いで使われているのでしょうか。

今回は「けちょんけちょん」の意味と類似表げを紹介します。

「けちょんけちょん」とは?意味

「けちょんけちょん」とは、「容赦なく徹底的に痛めつける様子」を表す言葉です。


「けちょんけちょん」の概要

「けちょんけちょん」は主に攻撃の程度を表すときに用いられる言葉です。

攻撃が非常に激しく被害者が一方的んやられる様子を指して「けちょんけちょん」と表現します。

一般的には力の差が大きい相手にやられている様子を表し、一部の好きもないほどやり込められるような一方的な状況を表現したいときに使われる言葉です。

語源は諸説ありますが、和歌山県の方言「けちょに」からきているという説が有力です。

「非常に」という意味の「殊に」が訛ったものが「けちょに」で、そこからさらに強調するために重ねてできた言葉が「けちょんけちょん」だとされています。

直訳するならば「ことさらに」が近しい意味合いで「勝敗が決した後も情けをかけることなく最後まで手を抜かず手を下す様子」を表しています。


「けちょんけちょん」の言葉の使い方や使われ方

・ケンカ相手にけちょんけちょんにやられる。

・満を持して提案したいアイデアだったが、会議ではけちょんけちょんに言われてしまった。

・野球の試合で87対0のスコアは、けちょんけちょんという意外に乾燥がない。

・意気込んで挑んでいったが、返り討ちでけちょんけちょんにされた。

「けちょんけちょん」の類語や言いかえ

・ぐうの音も出ないoriginal
「反論する隙もないほど正しい意見である」という意味の言葉です。

相手の正当性や論理性を表す言葉ですが、そこから転じて「完璧過ぎて黙りこんでしまうほど一方的な敗北」という意味でも使われます。

完全に負けるという点で「けちょんけちょん」と意味が似ていますが「けちょんけちょん」が徹底的に相手に攻撃されている様子を表すのに対し、こちらは戦いが起きる前に抑えこまれたり実力行使するまでもなく敗北感を与えられるなど実際の被害が起きていない負けに対して使われます。

・ズタボロoriginal
「物がとても傷んでいる様子」を表す言葉です。

相手の攻撃を受けると傷だらけになってしまうことから転じて「痛々しいほど傷だらけになって負けている様子」という意味でも使われます。

容赦なく徹底的に痛めつけられている様子を表す「けちょんけちょん」とは非常によく似た表現です。

・完膚無きまでoriginal
「一切の容赦がなく徹底的にやり込めるさま」を表す言葉です。

「完膚」とは「完全な状態の皮膚」つまり「傷のないきれいな状態の皮膚」を意味しています。

「傷のない状態のきれいな皮膚がなくなるまで攻撃する」ことを意味しており、過剰とも言えるほどの攻撃を意味する「けちょんけちょん」とはほぼ同じ意味合いで使われます。

まとめ

「けちょんけちょん」は音だけ聞くとユーモラスな響きさえ感じる言葉ですが、具体的な意味を知るとそんな余裕は一切ない表現だとわかります。

口にする機会は少なくても目にする機械はそれなりにある言葉なのできちんと意味を知っておきましょう。

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