「ノスタルジー」とは?
「ノスタルジー」とは異国にいて、離れている故郷のことを懐かしいと思う気持ちのことを言います。
「ノスタルジー」の概要
「ノスタルジー」とはもともとはフランス語で“nostalgie”という綴りになっています。
また「ノスタルジア」とも言い、こちらは“nostalgia”です。
どちらも意味は同じで、異国にいて離れた故郷を懐かしいと思う気持ちのことです。
そして「ノスタルジック」とは、その気持ちにふけっていることを言います。
例えば「ノスタルジーを感じさせる曲だなあ」「ノスタルジックな曲だなあ」とは、故郷を懐かしいと感じさせる曲ということで、同じ意味であるということになります。
「ノスタルジー」を使った例文と意味を解釈
それでは「ノスタルジー」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
「ノスタルジー」を使った例文1
「夜になると、彼はノスタルジーな気分になり、昔の写真などを見ていた」
自分が育ったところから離れており、それを懐かしいと思う気持ちを「ノスタルジー」と言います。
「ノスタルジー」を使った例文2
「古い団地を見ていると、ノスタルジーを感じるんだ」
異国にいるわけでなくても、例えば過ぎ去った昔をどこか懐かしいと感じることも「ノスタルジー」という言葉で言い表すことがあります。
古い団地を見て感じるのは古き良き時代、昭和に対する「ノスタルジー」ではないでしょうか。
また子どもの頃住んでいた人も団地を見れば子ども時代を思いだし懐かしさがこみ上げてくることでしょう。
「ノスタルジー」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「ノスタルジー」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
「郷愁」【きょうしゅう】
「郷愁」とは故郷を離れている人が、故郷を懐かしいと思うことを言います。
また古い物を懐かしむ気持ちのことでもあります。
「郷愁を覚えるメロディー」などと言います。
「望郷」【ぼうきょう】
「望郷」とは故郷を懐かしく思うことを言います。
「私の中にある望郷心」「望郷の思いが日ごと強くなり、自分がホームシックになっていることに気づいた」などと使います。
「思郷」【しきょう】
「思郷」とは、故郷を懐かしく思うことを言います。
「思郷の念」「思郷の思い」「思郷の心」などと使います。